2018.01.21

メイ・サートン「82才の日記」

「82才の日記」(メイ・サートン)を読んでいる。
メイ・サートンについては8年前と2年前に記事を書いた。
 
私がこの書を今更に読むのは、自分が80才になって82才の日記の書き方を学びたいからである。かの国には日記作家という作家ジャンルがあるらしい。
メイは1993年から94年にかけての1年間この日記を続け、翌1995年83才で亡くなった。
及ばずといえ私もいささか自らの末期を整えたい。
これまで「黒潮丸通信」は何かトピックを見付けて記事を書いてきたが、これからは我が末期に至る日常の記録として書くことにしよう。
願わくばその当日に至るまでわが硯水の枯れざらんことを。
 


はは。これは我が2年前の決意である。
しかるに実態は末期の準備にほど遠い。硯水の乏しくなりつつあることのみ身に沁みる。
 



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言葉泥棒の三十一文字すら怪しい  黒潮丸
 

 
160928maysarton82

2018.01.20

1日1歌―退くことも

本歌:志垣澄幸
退くことももはやならざる風のなか鳥ながされて森越えゆけり
 
黒潮丸:
退くことももはやならざる大西を大きく間切りてまづめを進む
  ・大西=強い西風
 
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老水夫いまわの際に俄かに作歌せんと志すも師なく友なく学無し。
而して「現代秀歌」(永田和宏)百首の本歌取りを試みる。恙なきや。
 

2018.01.18

1日1歌―たちまちに

本歌:木俣修
たちまちに涙あふれて夜の市の玩具売場を脱れ来にけり
  ・我が子を喪った時のうた
 
黒潮丸:
たちまちに思い昂まり手の届かぬ試乗艇の列に並びぬ
  ・ボートショーで
 
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老水夫いまわの際に俄かに作歌せんと志すも師なく友なく学無し。
而して「現代秀歌」(永田和宏)百首の本歌取りを試みる。恙なきや。
 

2018.01.17

1日1歌―動物園に

本歌:伊藤一彦
動物園に行くたび思い深まれる鶴は怒りているにあらずや
 
黒潮丸:
水族館に行くたび思い深まれる鮫は怒りているにあらずや
 
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老水夫いまわの際に俄かに作歌せんと志すも師なく友なく学無し。
而して「現代秀歌」(永田和宏)百首の本歌取りを試みる。恙なきや。
 

2018.01.16

1日1歌―鴎外の

本歌:小高賢
鴎外の口ひげにみる不機嫌な明治の家長はわれらにとおき
 
黒潮丸:
スターリンの口髭にみる不機嫌と隣のデブとどちらが怖い
 
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老水夫いまわの際に俄かに作歌せんと志すも師なく友なく学無し。
而して「現代秀歌」(永田和宏)百首の本歌取りを試みる。恙なきや。
 

電子書籍「北極海航路」予告

小生はこれまで2冊の電子図書を出版した。
「外洋クルーザーのスキッパーとなる方法」(380円)
「ボート民泊試論」(480円)   である。
いずれも Amazon ですぐ購入できるのでお買い上げをお願いしたい。
 
さて次は何にしようかと考えていたが、ようやく昨日1つの着想を得た。
「北極海航路」である。
 
私は自分がサハリン生れである故もあって、かねて北方航路には関心があった。
このブログにも何本もの記事を書いてきた。
これらを纏めれば骨格になるのではないか。
調べると5、60本のファイルがあった。
しかし本に纏めるにはまだまだ足りない。そもそも「北極海航路」として何を書きたいのか。
 
何はともあれ目次を作らなければならない。
目次=構成を考えれば集めるべき資料、自分の立ち位置が見えてくるだろう。
 
取りあえず
・北極海航路とは
・我が北極海航路
・先人たち
・北極海航路の技術的問題
・北極海航路を巡る国際情勢
・これからの北極海航路
 
あっはっは。楽しい。楽しい。
しかし目次を見て思った。
あまり売れそうにないな。
 
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1日1歌はおろそかになりそうな  黒潮丸
 
180115nordwestpassagetokyony

2018.01.15

1日1歌―海こえて

本歌:岡井隆
海こえてかなしき婚をあせりたる権力のやわらかき部分見ゆ
 
黒潮丸:
海越えてかなしき約をあせりたる首脳の脳が蕩けて見える
 
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老水夫いまわの際に俄かに作歌せんと志すも師なく友なく学無し。
而して「現代秀歌」(永田和宏)百首の本歌取りを試みる。恙なきや。
 

2018.01.14

1日1歌―空晴れし

本歌:柏崎驍二
空晴れし日なれどここの山陰は道濡るるゆえ落葉も濡るる
 
黒潮丸:
空晴れし日なれど今日の海面は白兎飛びてしずこころなく
 
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老水夫いまわの際に俄かに作歌せんと志すも師なく友なく学無し。
而して「現代秀歌」(永田和宏)百首の本歌取りを試みる。恙なきや。
 
 

2018.01.13

1日1歌―ふるさとに

本歌:小池光
ふるさとに母を叱りてゐたりけり極彩あはれ故郷の庭
 
黒潮丸:
ふるさとの施設に母を預けたりふるさと哀れ我またあわれ
 
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老水夫いまわの際に俄かに作歌せんと志すも師なく友なく学無し。
而して「現代秀歌」(永田和宏)百首の本歌取りを試みる。恙なきや。
 

2018.01.12

1日1歌―月よみの

本歌:島田修三
月よみのひかりあまねき露地に来て給与明細読むひと俺は
 
黒潮丸:
月よみのひかりあまねき富戸の海マグロかブリがゆらりと揺れた
 
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老水夫いまわの際に俄かに作歌せんと志すも師なく友なく学無し。
而して「現代秀歌」(永田和宏)百首の本歌取りを試みる。恙なきや。
 

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