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2019.02.27

「箱の中の天皇」感想

赤坂真理「箱の中の天皇」を読んだ。
 
今上天皇明仁が<象徴天皇>の意味をどれほど考えつめ、どのように生きたかをとことん考察した小説である。
赤坂真理は<天皇の象徴性>についてあまりに深く考えたあまり、自から明仁に没入してしまった。
 
もし明仁がこの小説を読むとすれば、赤坂を自からの藩屏と感じであろう。
 
天皇制に居心地の悪さを思う  黒潮丸

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