« 関学アメフト部とヨット部 | Main | 津本陽氏と深重の海 »

2018.05.23

定期戦のこと

各種ボールゲームにおいてその競技での優勝を目指す「大会」と、所属するリーグ内で戦う「リーグ戦」があるのが一般であり、その他に「定期戦」がある。
 
「大会」や「リーグ戦」は運営母体があり、各チームはその規定に基づいて参加しゲームを行う。
しかし「定期戦」は対戦するチーム同士の取り決めであり、グランドやレフェリーの手配から全て自分たちで行わなければならない。だから「定期戦」は互いに相手に対する信頼と敬意で成り立ち、その歴史と継続に誇りを持つ。
 
かって私がプレーした出光ラグビー部でもメインの行事は石油会社対抗の「オイルメンリーグ」であった。「大会」としては東京都の「大会」があったが、出光は弱く4部か5部であり、あまり参加しなかった。
そして幾つかの「定期戦」があった。東京海上、東京銀行、日ロ漁業などであった。いずれも先輩たちが築いてくれた大切な対戦相手であった。
思えば弱小であった出光チームとよくぞ「定期戦」を続けてくれたと感謝の思いが先に立つ。
私が主将だった時、初めて東京銀行に勝った感激は忘れられない。
 
当節、某大学の某運動部の某監督は定期戦相手の名前を間違えて呼んでいたという。
本性が知れる。
 
~~~~~~~~~~~~
昨秋の慶応大学JSKSラグビークラブと早稲田大学GWラグビークラブの定期戦における戦い前後の感想の一部をご紹介する。
定期戦にかける当事者の思いを汲み取って頂きたい。
 
~~~
2017年定期戦に向けて
早稲田大学GWラグビークラブ
マネージャー牛*梨*

早大GWラグビークラブ、4年マネージャーの牛*梨*と申します。
常日頃OBの方々と接する機会が多く、その都度各代が紡いできた歴史を感じていました。
昨年の定期戦では公式戦とは違う特別な雰囲気に包まれていたように思います。
世代を超えた多くの方々が試合に足を運んでくださったのを見て、改めて両クラブの歴史の長さを実感しました。
同時に、いつまで経ってもラグビーを通して打ち解けあえることに感動致しました。
-中略-
今回の2017年定期戦は4年生となった私にとっても残り少ない大事な試合の一つです。最上学年になり、同期がチームを引っ張っている姿を見ると毎回胸が熱くなります。
私たちマネージャーも選手が気持ち良くプレーできるよう、日々試行錯誤しながら動いてきました。チーム一丸となって残りの試合を勝ち進み、最高のコンディションで定期戦を迎えたいと思います。
今後とも末永い関係を築いていけるように今年の定期戦を盛り上げていきます。
最後に、OBの皆様の多大なるご支援に感謝を申し上げます。引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

 

~~~
2017年定期戦を終えて
慶應J.S.K.S.クラブ
17年度主将 下**

-前略-
今季は我々が2部であったため、1部のチームとは夏を境に対戦する機会がありませんでした。そのため、1部で優勝争いに最後まで絡んだGWに、今年1年やってきた事がどこまで通用するのだろうかというわくわくした気持ちで、最後の1週間を過ごしました。
ゲームでは、JSが先制したものの、GWのミスの少ないアタックと規律あるディフェンスに屈する形となってしまいました。通用した部分ももちろんありましたが、後輩達には1部のチームと試合をする中で受けるプレッシャーと疲労感を忘れないでほしいです。「1部のチームにどうやって勝つか」という命題と真摯に向き合い、戦う勇姿を、来年以降楽しみにしています。
最後になりますが、定期戦を開催するにあたりご尽力いただいた全ての関係者の皆様に感謝申し上げます。良いグラウンドで、多くの方に応援していただけるという最高の環境の中、主将としてプレーが出来たことは何にも変えがたい私の財産となりました。今後も続くであろうこの定期戦に、微力ながら貢献していければと思います。
 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
東京海上との定期戦を秩父宮で行いトライを挙げたことを生涯の誇りとする  森下一義

« 関学アメフト部とヨット部 | Main | 津本陽氏と深重の海 »

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21255/66751852

Listed below are links to weblogs that reference 定期戦のこと:

« 関学アメフト部とヨット部 | Main | 津本陽氏と深重の海 »