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2018.05.28

津本陽氏と深重の海

先ほどTVニュースで作家の津本陽氏が亡くなったと報じていた。
私は津本氏に書いてもらった色紙を持っている。
 
 
津本陽氏は同人誌に数年かかって書き上げた「深重の海」を1978年に出版し、同年の直木賞を受賞した。処女作での受賞であった。
内容は紀州太地の鯨取りの物語である。
 
私は当時神戸須磨と五カ所湾、三河湾を根城に熊野灘を往来していた。
まだGPSも無い時代で、小さなヨットでの航海は常に身の危険を孕んでいた。
それだけに太地の漁師の物語は心を打った。
10数冊を購入して仲間に配ったのだった。
 
~~~~~~
後年、たまたま銀座のクラブに入ったら津本氏を取り巻く一座があった。
どうやら日本経済新聞に連載していた「下天は夢か」の打ち上げのパーティらしかった。
私はぜひ色紙を書いて欲しいと思ったが、直接行っては失礼なのでクラブのママさんに頼んだ。
すると津本氏が出てきてくれた。
私が「深重の海」に感激して10数冊も配ったことを話すと書いてくれたのがこの色紙である。
 
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6才年上だから88才であったか。
ご冥福を祈る。
 

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