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2015.01.10

My室温

知人が当地のマンションに引っ越してきたというので訪ねた。
知人は在東京、84才、長年大学教授を務めた尊敬すべき人物である。
伊豆に来るのに相談もなく、いきなりはないだろうと不審、不信、不満があった。

訪ねてみて不審は氷解した。
そこは有料老人施設であった。彼は認知症患者であった。
彼は5年前に発症し、徘徊などを繰り返し、真鶴あたりで保護されたこともあるという。
我々夫婦の顔は認知し会話を交わしたが、自分が伊豆に居ることは認識していないようであった。
その施設を選んだのも彼の家族であり、本人がどこまで判っているか判らない。

それにしても立派な施設であった。
彼の部屋は伊東の湾を見晴らす角部屋で、燦々と陽光が降りそそいでいた。
館内は暖かく空調され、入居者や職員がゆったりと動いていた。

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現在、日本中にこのような光景があるのだろう。
この施設、環境、介護、医療を維持するためにどれほどの税金や保険が費消されているのであろうか。
国民の負担はどんな形になって現れているのであろうか。

彼の環境を見て思いは複雑であった。

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私の家は築32年。定年後の定住を予定して外殻をPC板にしたのでまだ頑丈だが、内臓はそれなりに弱っている。
温泉を引いたのは正解であった。
私の寝室は2階の東南角で、夏は酷暑だが冬はポカポカ天国である。

冬の今頃の室温は最低時の午前4時で9―12℃である。エアコンもストーブも使用しない。電気敷き毛布のみ使っている。
稀に7℃になることがあり、そんな時にはエアコンを入れる。

寒い時、例えば冬の夜の海を航走っている時、私の頭にはいつもデルスーが居た。
1900年代初頭、ロシア士官アルセーニエフは軍務でウスリー地方を探検調査した。その時ガイドとして雇ったのが原住民ゴリド族のデルスー・ウザーラであった。
デルスーは厳寒のシベリアで、室内は暑いと言って屋外に出て毛皮1枚を被って寝るのであった。
アルセーニエフは文字も持たないゴリド族こそ精神的にも道徳的にもより高い世界に生きているとして、深い畏敬と愛情をこめて滅ぼされる者への挽歌を書いた。
<私にはいつもデルスウがかたわらにいる。山歩きのとき、いつもデルスウに相談する。人を判別するとき、ひそかにデルスウの目を意識している。>
1975年、黒沢明監督は現地撮影で映画「デルス・ウザーラ」を撮った。
 

私は施設には入らず、願わくばこの家で余命を全うしたい。

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知人を訪ねた日、妻は年賀状を出した先から<車椅子になりました>とか、娘さんから<母は認知症に・・・>の返信をもらってショックを受け、その夜ひと夜眠れなかった。


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私の提言―高齢化社会対策として
《出生児に直ちに選挙権を与える》
《未成年者の選挙権行使権を母親に与える》
《鎮痛薬(自殺薬)の規制緩和》

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