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2013.12.21

買い損なったカレンダー

今年気仙沼のおばさん2人が頑張って「気仙沼漁師カレンダー2014」を作ったそうだ。

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 この2人が気仙沼の漁師の顔ばかりを写真にしたカレンダーを作った。 

これが大好評!

私も早速申し込んだが、とっくに売り切れであった。

 

~~~涙の送金~~~~~~~~~

気仙沼では町も港も漁船も9割が流されたが、遠洋漁船は世界各地の海で健在であった。

左の小野寺さんは震災10日後に東京に上がった。

着の身着のまま震災バスで気仙沼→仙台→新潟と乗り継いでそこから新幹線。持ったものはデスクトップのパソコン、キーボード、マウス、延長コード。リュックに入れて担いだ。それと通帳とハンコ。

七十七銀行の東銀座支店に飛び込んで、「気仙沼の・・・」と言ったとたんに涙が溢れたそうだ。

 

そして海外送金を申し込んだ。

記者「それはどうして?」

紀子「海外の仕入先への支払いですね。津波にあっていろいろ無くしたけれども、信用まで無くしてられないと思って。

東京の銀行へ行って、そこから世界中の海にいるまぐろ船にエサ・・・・つまりマグロを獲る餌や資材を輸送船でバンバン送って、どんどんマグロを獲ってもらって、がんばってお金を稼いでもらわねばなーって、もう、その一心でした。」

 

~~~船頭に惚れる~~~~~~~~~

船頭さんってね、んー、「ただの人」なんです。

 

船頭だけなんです、ライセンスが要らないの。

船長や機関長には「お免状」が要るんです。勉強して試験に合格しないと、なれない。

でも、船頭になるためのライセンスは、無い。

つまり「人間で勝負している人」だから。

 

とにかく、漁師としての実力、男としての包容力、人間としての大きさや覚悟、そういうものを持っているかどうか。

たとえば台風が来て、大しけの海の中を「どれだけサンマを積んで帰ってくるかどうか」は、船頭の腹ひとつなんです。

文字通り乗組員のいのちを預かっているから、波をかわしながらもまったく寝ないで帰ってくるような人たちなんですよ。

だってもう、大型船の船頭になんかなったら「親族一統の誉れ」ですからね。

 

船頭は漁労長ともいう。

 

~~~船頭の収入~~~~~~~~~

昔は漁船員の報酬は航海ごとの水揚げの歩合であった。

私が出光に入社して初めて清水港に行った頃、入港した漁船の船員が船で待っていると魚市場で魚を売った船主が戻ってきて現金で船員に配っていた。若い衆はそれを懐に町に繰り込む、女たちが喚声をあげて待っていた。

 

今ではそんなことはなく給料制で銀行振り込みのようだが基本的に水揚げに対する歩合であることに変わりはない。

船頭(漁労長)の取り分は2.5くらいという。

平船員 1 年収約500万円

航海士・機関士等の免状持ち 1.3  650万円

船長 1.7  850万円

船頭 2.5 1250万円

  

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漁師の末裔 森下一義

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