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2012.12.21

突然「香り」について

「香りを創る、香りを売る」(塩野秀作 ダイヤモンド社 2012・12 1575円)という本を読んだ。

塩野氏は出光ラグビー部の後輩である。

塩野氏は道修町で江戸時代から続く薬種問屋(現在は塩野香料株式会社)の当主である。

現役の商売人が書いた出来立てホヤホヤの本を読んで学ぶところ多かった。

大別して食品香料をフレーバー系、化粧品香料をフレグランス系というらしい。

江戸の薬種問屋はもっぱら輸入原料に頼っていたが、現在の塩野香料は多角的に工場生産をしている。

上海、台湾でも製造・販売している。

私が最も感心したのは、本書中に年号以外は数字が出て来ないことであった。

普通会社の物語といえば売上高とか従業員数とか数字が並ぶものだが、この書には無い。

大阪商人の見識というか素養が偲ばれる。

そうそう、<調香師が30人ほど・・・>の数字があった。就職希望者の殆どが調香師に憧れているからだろう。


 


「香りを他者に伝える第一の手段はまず言葉です。」 これが塩野秀作の言葉だ。

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10年ほど昔に「香水-ある人殺しの物語」(P・ジュースキント 池内紀訳 文春文庫 2003・6)を読んだことを思い出した。

香りを嗅ぐことの天才の奇妙な物語であった。天下の奇書である。

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塩野さんに啓発されて早速「香り」について次の4冊を注文した。ガーデニングとアロマ・・・と関わりがある。

「香と日本人」(稲坂良弘) 香道の歴史

「伽羅の香」(宮尾登美子) 香道の家元が主人公

「調香師の手帳」(中村祥二) 資生堂の調香師の回顧談

「青森発・香水専門店全国展開」(佐藤泰) 若い起業家の活躍 


 

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