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2012.04.30

延命措置拒否をもっと詳しく

先に「日本尊厳死協会」の「尊厳死の宣言書」を紹介しました。

しかし中村仁一先生(あとで説明)は「・・・延命措置をお断りします」の宣言だけでは不十分だとおっしゃいます。
そしてご自身では次の事前指示書を作成しておられるそうです。

~~~事前指示書 中村仁一~~~~~~~~~
「医療死」より「自然死」が好みのため、意識不明や正常な判断力が失われた場合、左記を希望する(ぼけた時は、ぼける直前に「断食死」を敢行するつもりだが、タイミングを外す場合も考慮して)。

1.できる限り救急車を呼ばないこと。
1.脳の実質に損傷ありと予想される場合は、開頭手術は辞退すること。
1.原因のいかんを問わず一度心臓が停止すれば蘇生術は施さないこと。
1.人工透析はしないこと。
1.経口摂取が不能になれば寿命が尽きたと考え、経管栄養、中心静脈栄養、末梢静脈輸液は行わないこと。
1.不幸にも人工呼吸器が装着された場合、改善の見込みがなければその時点で取り外して差し支えないこと。

2006年9月17日
中村仁一
~~~~~~~~~~~~

ふーん。「できる限り救急車を呼ばない」か。
革命的だなあ!

中村先生は1940年生まれ、京大医学部卒、老人ホーム「同和園」診療所所長として<最後まで点滴注射も、酸素吸入も一切しない「自然死」>を数百例もみてこられたそうです。

近著「大往生したければ医療とかかわるな-自然死のすすめ」(幻冬舎新書 2012・1)は評判となり、TV出演も増えているようです。
この本についてはこれからも度々引用することになると思いますが、例えば各章のタイトルを見て下さい。わくわくしませんか?

第1章 医療が”穏やかな死”を邪魔している
第2章 「できるだけの手を尽くす」は「できる限り苦しめる」
第3章 がんは完全放置すれば痛まない


 


 

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