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2011.11.20

市民農園のこと

市民農園への関心は高い。東京近郊では募集すればすぐに満杯になるようだ。

私の知人で伊東市で市民農園を始めた人が居る。
その人の話で、実態はこのようだ。
私も調査のつもりで聞いたのではないから勝手な推測、思い込みも入っている。

まず土地の借り上げから始まる。
農家の高齢化、後継者不足から放棄され荒廃したままの農地?(荒地というべきか)は多い。だからといっていきなり未知の人間に貸してはくれない。
伝手を頼ってなんとか借りる。そして開墾である。
”市民農園をやろう!”の掛け声で何人かは集まっている。その仲間で重機を借りたりしてなんとか開墾を始めるのだが、放置された土地は藪になっており、みんな素人で大変な作業になる。
共同作業で仲間意識は高まるが、一方で作業ばかりやらされると言って辞める人も多い。

開墾した土地をだいたい30坪の区画に分けて借り手を募集する。
希望者は多く、たいてい抽選になる。市内の人よりも神奈川、東京の人が多い。
当たった人は喜んで俄か百姓を始める。

初めは皆熱心である。ビギナーズラックもある。収穫は楽しい。
しかしだんだんに飽きる。遠くから通うのが面倒になる。皆が皆篤農家にはならない。
荒れた区画には雑草が生える。周辺に種が飛ぶ。
だからといって他人の区画に手を出すことも出来ない。

現在このグループは約80区画を貸し出している。クラブハウスを作り、重機も自前で購入した。
2年前にNPO法人化した。

NPO法人化の最大のメリットは農家が土地を貸してくれるようになったことだという。安心なのだ。
農家の方から借りてくれと言ってくる。耕作放棄地はいくらでもある。
しかしNPOの方が及び腰だ。またまた開墾して、区画して、借り手を募集して、管理に苦労するのが目に見えている。

市の方もすっかり乗り気らしい。
何省の何という政策なのか知らないが、国から、県から、予算をつけて応援体制だという。
このほど市が6千ヘーベの土地を借り上げて、やってくれと頼んできた。
ただし区画は30坪ではなく100-300坪の区画にしろという。
本気に農業に取り組み、収穫を販売し、利益を見込める市民農園を目指すのだという。

知人は一応受けたものの戸惑い気味だ。
誰が農業を指導するというのだ。いつまでボランテイアを続けさせるつもりだ。


 

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