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2011.09.30

座り姿

歯医者の待合室で手に取った雑誌(家庭画報9月号)の1枚の写真に思わず眼を奪われた。

それはある茶会の席で、正客と次客の2人が並んで座った写真であった。
凛として威風辺りを払う佇まいは、日本人の姿の美の極致ではあるまいか。
跳んだり走ったりする裸の姿の美ではなく、装った姿の美である。

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正客 千家十職-土風炉・焼物師 十七代永楽善五郎氏
次客 千家十職-釜師 十六代大西清右衛門氏

亭主 北村美術館館長 木下収氏
所  大徳寺玉林院 蓑庵(さあん)


近年、正客は生涯辺りの空気を読むことに疲れ果て精気を失った財界人か政治家、次客は背骨が曲がり肩が窄まった媼の写真ばかりの中で、このお二人の姿のなんと美しいことか。


追記
和服姿というと現代人はすぐに歌舞伎の舞台を思うが、私の知る限りで室町から江戸期の茶会記に歌舞伎役者は1人も登場しない。
何か理由があるのであろう。

 


2011.09.27

猪捕獲器

各地にお住いの皆様、猪捕獲器の御用はございませんか?

今朝の伊豆新聞に出た広告です。


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2011.09.25

ビン・ラデイン殺害は正義だったか

マイケル・サンデルの白熱教室「ビン・ラデイン殺害は正義だったか」を見た。

米国・ハーバード大、日本・東大ほか、中国・復旦大それぞれ8人の学生が参加した。
最初の設問「ビン・ラデイン殺害は正義だったか」に対する回答、YESと答えたのは
米国-4、日本-1、中国-5であった。

感想
1.日本学生はナイーブで、空気を読む傾向が強い。
2.中国学生が米国学生以上に米国的な価値観で回答しているのに驚いた。例えば安保理で米英に対するロシヤ・中国という感じではないのだ。いま中国の若者は全体としてこうなのか?それとも復旦大学生というエリート層だからなのか?

ほかに幾つもの設問が続くのだが、その設問の立て方が凄い。
設問を読むだけで唸ってしまう。
これはマイケル・サンデルの才能なのか?
それともハーバードの蓄積なのだろうか?

 

2011.09.23

三浦按針生誕祭

三浦按針=ウイリアム・アダムスは日本で最初に洋式帆船を作ったと言われています。
場所は伊東港松川河口で、いま按針メモリアルパークとして按針像や乗船ベンチューラ号の彫刻が置かれています。

今日は按針生誕祭で、英国大使館の参事官がエドモンド・ブランデンの詩を朗読するというので初めて参列してみました。市長も来ていたり、素朴なブラスバンドの演奏があったり、いい雰囲気でした。

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ベンチューラ号とユニオンジャックの間に遠く白い伊東港の灯台が見えます


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実はこれらの像の作家が重岡建治さんなのです。そうです、われら夫婦の手元供養塔の製作をお願いした彫刻家です。
凄いでしょう。

 

台風被害

台風15号は丁度この辺りの上空を通過したようです。
9月21日の13:30~16:00、2階の窓からじっくり眺めました。
東南の側からまともに吹付けました。昼間なのでよく見えました。

いささか被害もありました。
雨戸(鎧戸?)が3枚壊れました。寄る年波ですね。
生垣のシラカシが1株倒れました。

よく見ると倒れたシラカシの枝の中に鳥の巣があります。
大きさからいってこれはシジュウカラの巣でしょう。
もちろんもう巣立ったあとの空の巣です。

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切り取って活けてみました。

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2011.09.18

男子三日見ざれば

伊豆ガーデニングクラブ のホームページを議論した場で、座の大勢が「ブログにしよう」の意向でした。

私はブログではきっちりした表などを載せられず、情報提供には不適であると考えていました。
ところが「ブログに表を載せられる」と言い張る人がいました。
「方法を教えてくれ」と言っても、それを教えてくれません。その人のブログにも表はありません。

その人を言い込めようと調べてみると、ブログでHTMLのtableのタグが使えるようなのです。
それでは、とトライしてみましたがなかなか難しい。線とか幅とか。
簡易ソフトは見つからないし、手間がかかって面倒くさいし、<こりゃ駄目だな、ブログの狭い書式にきちんとした表は載らないよ>と私なりの結論を出しました。

そんな時に<きちんとした表>を載せたブログを教えられました。ヨットレースの出艇表です。
それはWordPressというものを使っていました。これは<ブログの構築ツール>だそうです。
へーっ、そんなものがあったんだ。

「WordPressレッスンブック」(ソシム)という参考書をAmazonで注文しました。
こういう時に限って翌日にはもう到着しました。困るよ。

ちょっと覗いたら面白そうです。
しかしなあ。300ページ以上もあるよ。
男子三日見ざれば括目して待つべし、というが、こりゃあ3日どころか3ヶ月どころか3年もかかりそうです。
CGIの参考書も10ページ読んだだけだし、CSSもほったらかしだし。

困ったものです。

 

2011.09.13

葛の花

<恋しくば尋ねきてみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉>

葛の花が零れる季節となりました。
高みに咲いて、花びらだけがぽろぽろと落ちるので、いかにも”零れる”感じが致します。

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葛の葉はこのように3枚つきます。
ここの葛は特に葉が大きく(20cmもあります)、ロビーの落とし紙に重宝しています。
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葛は活力旺盛な植物で1日に30cmも伸びます。庭作りには憎まれものです。
平地なら20m以上も這っていきますし、伝うものがあれば10mも高く上ります。
下の写真は昔女優三田○子の別荘だった空き家の玄関です。
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2011.09.10

ワールドカップラグビー-フランス戦

ワールドカップラグビー、対フランス戦、熱狂しました。
途中、4点差までいったのに・・・
結局負けましたけど・・・

妻の父は大昔青学でラグビーをやっていました。
妻も青学です。
私は出光でラグビーをやりました。

妻はTVの前に父の写真を据えて、大声援を送っていました。
出光での試合に応援に来てくれていたことを思い出しました。

 

2011.09.09

いねむり先生-2

「いねむり先生」を読んで、読んだ記録を残すためにブクログに登録した。そうしておかないと読んだか読まないか判らなくなってしまうのである。

ついでに読者の感想文を覗いてみた。
そうしたら約30の感想の中で、「麻雀放浪記」を読んだことのある人はわずか1-2人だった!
ドサ健も出目徳も上州虎も、そして坊や哲も知らないままに伊集院静の阿佐田哲也との交情を読んでいるのであった!
40年前に我々を虜にしたあの目くるめく世界は、いまや遠くに霞んでいるのであった。

しかし坊や哲を知らない多くの若者は、我らの知らない多くのキャラクターに痺れているのであろう。

嗚呼、ゆくものはかくのごときか。


 

2011.09.08

「いねむり先生」を読んだ

O 兄
体調は如何ですか。

「いねむり先生」(伊集院静 集英社 2011・4刊)を読んだ。
伊東図書館に5月に入ってからやっと順番がきて借りられた。
貴兄はもう読んだかどうか知らないが、ちょっとだけ感想を書こう。

これは伊集院静と色川武大(=阿佐田哲也)との交友録?である。
いや、交遊録といったら伊集院が怒るだろう、ずっと年若の”ともだち”だった伊集院の色川に対する哀悼の辞である。

色川=阿佐田については今さら言うまでもあるまい。
私は学生時代から50才頃まで麻雀に淫していたから、阿佐田哲也の麻雀小説、博打小説に惑溺したものだ。
世の中の男がみんな熱中しただろう。
そして色川はまた別の顔を見せた。

伊集院は夏目雅子を癌で喪ってから心乱れ、アル中にもなる。
そして立ち直りかけた頃、最晩年?の色川と知り合い、奇妙な交情が始まる。
お読みあれ。

ここで色川=阿佐田を論じない。テーマは伊集院である。
伊集院静は昨年「お父やんとオジサン」を発表した。
伊集院は在日である。父親は戦後山口県防府で海運会社を起こし成功する。
父の妻(伊集院の母)に弟がいた。つまり伊集院のオジサンである。戦時中、剣道の選手として天覧試合に出るほどの凛々しいオジサンであった。

戦後朝鮮韓国が独立する。オジサンは帰国して祖国に尽くしたいと希う。父およびオジサンの故郷は昨年北朝鮮が砲撃したヨンピョン島の近くの南鮮側である。
朝鮮戦争が始まる。オジサンは雄々しくも理想に燃えて北朝鮮軍側で戦うが、戦後韓国軍および民衆に追われる身となる。遂には実家の鶏小屋の下に穴を掘って隠れ棲む。見付かれば殺される。

妻は夫に「何とかしてくれ」と泣きつく。
夫(お父やん)は快速船を購入して脱出船を仕立て、身内の仲間と密航し救出の手立てを整える。勿論金品ダイヤモンドを携えて・・・
「お父やんとオジサン」はこういう物語である。

伊集院静はこういう父の1人息子である。
家業を継がないと云った時の父の怒りはすさまじかった。
しかし意思を通した息子は、やがて日本一の美女夏目雅子を射止める。

「いねむり先生」を読むなら、先に「お父やんとオジサン」を読むことをお勧めします。

 

2011.09.05

ブログをサイトの中に入れた

「お庭・訪問記」を公開したもののさっぱりアクセスカウンターが動きません。
壊れているのかと思ってもう1つ別のカウンターを並べて載せてみました。
やっぱり遅々として動かない。 本当にアクセスがないのか?
しかし、なんかおかしい。

まあ、気長に、気楽にいきましょう。


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「お庭・訪問記」自体はお庭訪問のレポートが届かない限り動きの少ないサイトです。コンテンツの幅が乏しい。
それでブログをこの中に仕込むことにしました。

まず某社の無料ブログを作ってみましたがCM一杯でどうも気に入りません。
そういえばLivedoorで作ったブログがあった! ほったらかしで全然触ってないけど、そうだあれを使おう!

やり方は以前日本海商のNさんに教わった時のメモがあったのでその通りにやってみたら、ハッハッ、うまくいきました!

「お庭・訪問記」 管理人・黒潮丸

2011.09.02

Hulu を観た

Huluと契約して早速映画を観ました。

昨日(9/1)からのサービス開始のようです。
www.hulu.jp/ を開いて5分後にはもう映画(「すべての美しい馬」)を観ていました。
もの凄く簡単です。

英語で映画を観るのもしんどいな、と思っていたのですが、殆どの映画は日本語字幕があります。
まだ観ていませんが、評判のTVドラマにも字幕があるようです。
月額1450円は、NHKオンデマンドやその他日本での類似サービスに比べて随分安いのでしょう。

世の中、変わりますね。

契約はしたものの、映画を見始めたものの、20分で一旦切りました。
なかなか90分も腰を据えて映画をみる気分ではありません。
スマートフォンでも観られるようだから、電車の中での時間つぶしにはいいでしょうね。

Re:辺見庸

O 兄

連日鬱陶しい天候が続き気分が優れません。ごろごろしています。
貴兄の体調は如何ですか?
先日書き落としましたが、私は健康法は何もやりません。<いやなことはやらない>の延長は辛いことはやらない、面倒なことはやらない、です。

辺見庸ですが、私は彼の著作は1冊も読んでいません。
新聞とか雑誌でその文章の断片に触れることはありますが、その一片が変な塊りとなって胃にもたれる感じで、よく咀嚼して消化しようという気にならないのです。
言葉に感応し過ぎて拒絶反応が起きるのです。
だから1冊も読んでないし、彼が何を言っているのか知りません。

だいたい私は美文が苦手です。藤原新也なんかがそうです。三島由紀夫を読まないのもそのせいでしょう。

私が好きな文章は有名なミステリーシリーズの手練れの翻訳家の文章です。
競馬シリーズの菊池光、ウオーショスキーの山本やよい、JLバークの大久保寛など。ちょっと古くなるがジョゼ・ジョバンニを訳した岡村孝一にはしびれました。わざわざ彼の訳本を探したものです。

堀田善衛は私の最も敬愛する作家の1人です。殆ど全著作を持っている作家の1人です。
岡本かの子。堀田善衛。高橋和己。須賀敦子。


 

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