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2011.07.01

戸田港の大師丸

気仙沼港に初カツオが揚がったニュースが流れた。
そのカツオを揚げたのはわれらが静岡県戸田港の大師丸であった。
万歳。万歳。

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私が戸田村フリークであることは何度も書いた。

伊豆半島北部の西海岸にあるこの港は、波浪を防ぐ砂洲に抱かれ、深い喫水に恵まれ、湾の正面に富士を見る素晴らしい港である。古くから遠洋漁業の根拠地として栄えた。
しかし50年前までは道路が無く、船でしか入れない陸の孤島であった。そのため村民に昔からのしきたりや気質が強く残っている。

出光は石油元売り指定を受けた直後、昭和25年頃にここの漁組と特約販売契約を結んだ。
以来幾星霜、全漁連が戸田漁協と出光の間に割り込もうとしたり、石油ショックがあったり、いろいろとありながら戸田と出光の絆は切れなかった。
遠洋漁業の船主は何隻もの船団を抱え、船長や漁労長を抱えた親方である。普通は自分が漁船に乗り込むことはしない。世界中から無線で入る報告を眺め、ゴルフをしたり麻雀をして遊んでいる。
私はその親方連中とゴルフやマージャンをするのを無二の楽しみとしていた。まさに私の愛する世界であった。出光の歴代の担当者でそんなことをする者はいなかった。そもそも支店長は戸田村などへは行かない。
通いつめた私は遂には漁師のお祭りのとき親方衆しか入れない拝殿に入れてもらうほどの身分になった。

親方連中の中で、大師丸さんだけはゴルフも麻雀もしなかった。そして滅法漁が上手いとの評判であった。今や大師丸は大船団になっている。
その大師丸が28日、気仙沼の港に雄姿を現した。震災後、初めてのカツオの水揚げを行ったのである。
その意気やよし!

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戸田港

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中央が大師丸  何番かは知らない

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