NAVERの”まとめ”に考えた
NAVERとは韓国系の検索サービスで、昨年 livedoor を傘下に収める勢いである。
ここが”NAVERまとめ”と称して、会員があるテーマについての情報をまとめて公表するサービスを提供している。既に数多くの”まとめ”が公開されている。
例えば<地震予知について現在判っていることのまとめ>には、大島兄紹介の東大ゲラー教授の論文情報もまとめられている。
この”まとめる人”がキュレーターというわけである。彼が情報を選び吟味してまとめるからだ。利用の多いキュレーターにインセンテイブを支払うシステムも始まったという。
さて私は<キュレーター募集>を始めようと志している。NAVERに関心を持たざるを得ない。
庭に関しての”まとめ”を探した。その中に<重森三玲の庭園について>のまとめがあり、63枚もの写真が集められていた。
これは私にとって大変な福音である。重森三玲の庭作りの写真を見たいと思っても、これだけの写真を探すことは簡単ではない。Googleの画像検索でこれだけは探せない。キュレーターの努力に感謝の思いである。
しかし、と思う。
これをまとめたエイリーズさんは、ネット上であれこれあちこち探し回って集めたに過ぎない。自分で1枚の写真も撮ってはいない。
集められた方も、そもそもどうやって集めた写真なのか不明である。自分で苦労して撮った写真だとすると、無断でエイリーズさんに集められて、NAVERに載せられて、どんな気がしているだろう?私は「黒潮丸の日本庭園リスト」に自分で撮った写真しか載せなかった。
エイリーズさんはずるいとの思いが兆してくる。
しかし、とまた思う。
これはGoogleと同じ作業ではないか。
Googleなら許せて、エイリーズさんなら狡いのか?
私はいまオープンガーデンのフィールドノートを集めてキュレーターの評価を得たいと考えている。
そのメデイアに何を使うか、検討中である。NAVERをどう考えるか、決断を迫られている。
私が独自にオープンガーデンの情報を公開しても、たちまちGoogleにもNAVERにも取り込まれるであろう。それは喜ぶべことか。悲しむべきことか。
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