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2010.04.10

当世ミシン事情

現在<防根透水ポット>の製造を依頼しているのは、掛川のお茶関係のお店である。
防霜の大きな囲いから小さなものはTeabagまで、いろんな農業資材を扱う。自ら製造もする。
純然たる製袋屋さんではないので、<防根透水ポット>にあまり身が入らない。単価にも不満がある。
いまの単価は売値から押えていて、先方も理解しているが、それでお互いに苦労しているわけ。

先日伊東市内のジャノメミシンに行った。
目印はピンクの建物というから探したが、どこにもない。やっと探した先はどう見てもピンクではない。
昔はピンクだった、と思っているのだろう。
経営者はアラセブ(70才近い)の女性である。従業員はいない。
1人で売って、1人でしこしこと修理にまわっている、そんなお店である。
「他は歩合のセールスばっかりで、修理もなければ中古品もない。」と言う。
今時のミシン屋はこんな位置付けである。若い人は通販で買って終り。

そこで判ったこと。
1.当節、賃仕事で袋の加工を受けるような人は居ない。1個縫って幾らなんて仕事をするより、パートに出た方がずっとましと考える。
  「夜なべしてちょっとでも稼ごうなんて、70才以上の人の考えですよ。その人らはもう目も見えなくなったし、年金もあるから、やる気はない。」
  このおばさん、ミシンを売った先の顔を全部知っていてそう言うのだから、間違いないのだろう。
2.シルバー人材センターに聞いてみろと言うのでその場から電話したが、「個人の衣類の直しはするけど、商品製造の下請けはやらない。」と断られた。ここの爺さん連もあくせくしていない。
3.<防根透水ポット>の縫製には家庭用ミシンでは無理で工業用ミシンが必要であることが判った。これは生地の厚さの問題ではなく、袋の強度のために太い糸を使用したいからである。
  家庭用ミシンは電動・コンピュータ付きで1-2万円で宣伝しているのに、工業用ミシンは15万ー25万円する。

人生、幾つになっても勉強することは多いですなあ。

 

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