« たまゆら-とんでん-双子ニレの家 | Main | 蝋石(ろうせき)のこと »

2010.03.23

排出権取引-2

「排出権商人」(黒木亮 講談社 09・11刊 1700円)と、「温室効果ガス削減と排出量取引」(みずほ銀行 日刊工業新聞 09・11刊 1600円)を読んだ。

前者は小説で、あるエンジニアリング会社(日揮とか千代田みたいな)に勤める女性幹部が新設の「地球環境室」長を命じられる。総員3人。殆ど左遷である。
そこで排出権取引なるものを知り、中国とか中東、アフリカを駆け回って排出権そのものを説明して回る。そして買い付け、国内での販売にとりかかる。
一方社内では権力争いがあり、粉飾決算が露呈して会社は倒産に瀕する。
最終的に「地球環境室」の業務が100億円で売れる。主人公は新会社の社長となる。
面白かった。黒木亮は大したものだ。

後者は「みずほ情報総研」が排出権取引についてまとめたレポートである。これも「地球環境室」みたいなセクションか。
さすが手堅くまとめている。あまり批判的意見は挿し挟まない。
今後どうなるのかは、これだけでは判らない。自分で考えろ、だ。

京都議定書とかUNFCCC(気候変動枠組条約)とかCOPとか、頭に入れようとしたら頭が痛くなる。
しかし若い人は頭に入れなければならないのだろうなあ。幸い私はもう入らないし入れなくても済む。

現在日本が排出している温室効果ガスは年間13億トンだそうだ。EUは40億トン。
それに対し米国は70億トン。そして中国は70億トンを超した。そしてこの2国が京都議定書の枠組みに入っていないことはご承知の通りである。
ひどいものだ。

しかしまた別に考えた。
中国の人口は日本の10倍である。人口当たりなら日本の半分だ。
中国の一人っ子政策は大変な環境対策であった。

 

« たまゆら-とんでん-双子ニレの家 | Main | 蝋石(ろうせき)のこと »

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21255/47885646

Listed below are links to weblogs that reference 排出権取引-2:

« たまゆら-とんでん-双子ニレの家 | Main | 蝋石(ろうせき)のこと »