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2009.08.29

総選挙-三題

いよいよ総選挙である。

わが三題。
1.マニフェスト
  残念ながらわが提言をマニフェストに取り上げた政党はなかった。
  浸透するまで言い続けよう。
  《出生児に直ちに選挙権を与える》
  《未成年者の選挙権行使権を母親に与える》
  《鎮痛薬(自殺薬)の販売をもっと自由にする》
  次の選挙にはどこかが取り上げるよ。

2.松崎哲久
  埼玉10区の民主党候補者である。
  落選中に「名歌で読む日本の歴史」(文春新書)を出した。その意気やよし!
  政治経歴にそれほど共感はしないが、この本はそれなりに読ませた。
  雌伏4年、長かったであろう。今回は通るであろう。
  <もののふの鎧の袖をかたしきて枕にちかき初雁の声> 上杉謙信
  さしずめかかる心境か。

  対する敵方は自民党候補山口泰明である。
  <散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ> 細川ガラシャの辞世
  さしずめこんなところか。

  (引用はどちらも本書より)

3.女心
  わが選挙区は民主党W候補が2連勝している殆ど無風区である。
  そのW候補から妻宛に宣伝チラシが届いた。
  私宛に来た、封書で来た、と妻は騒いでいる。
  近所で演説をすると知って<聞きに行こうか>という。
  秋の空である。

 

2009.08.26

トピアリー-12メートルの「ウイローマン」

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私がトピアリーに入れ込んでいたのは08年の正月頃だった。
その後ツゲを植えたりアイアンフレームを買ってアイビーを沿わせたりと、いささか実作を志したが、思うようにいかないこともあってすっかり熱が冷めていた。

先日、雑誌「Pen」で「ウイロー・マン」という巨人のトピアリーを見付け、わが「トピアリーの大研究」を更新した。
セレナ・デ・ラ・ヘイという女性作家がイギリスのサマセットに建てたものである。
よろしければご覧下さい。

そういえば浜松のモザイカルチャー博(立体花壇博)の開催が近づいた。
及ばずながら宣伝しなければ。

2009.08.24

アマゾンで「大聖堂」を売った

今週の東洋経済新報に「アマゾン特集」が出ているらしい。
先日久しぶりにアマゾンで古本を売った顛末をご報告しよう。

私は読み本の類は読後捨てるか売ることにしている。
売るといっても古本屋で買い取るほどの本ではない。BookOffは1冊10-20円で、しかも本を本扱いしないから不愉快になるばかりである。
その点、アマゾンのマーケットプレースは本の名前で扱ってくれる。

今回ケン・フォレットの「大聖堂 上中下」など6冊出品したところ、翌朝に4冊の注文が入った。売れ筋であった。
1冊150円で出した。(定価は900-1000円である。)
ご承知のように、アマゾンで出品すると100円の成約手数料と代金の15%をとられる。そして配送料として260円をくれる。
私の手取りは<150円(売価)-100円(成約手数料)-22円(15%)+260円(配送料)=288円>で、288円がアマゾンから振り込まれる。
この中から実際の送料を負担する。
買い手は150円の代金と送料340円の合計490円をアマゾンに支払う。
(アマゾンは配送料の差額80円を抜いている)

私の計算ではクロネコメール便で160円で送れるはずであった。
288-160=122円が手元に残るはずであった。
ところが豈図らんや、「大聖堂」は厚さが24mmあり、メール便は20mmまでしか扱わないのであった。
かくして定形外郵便物で送ることになり、390円かかった。
102円の赤字であった。

しかし捨てるよりも、BookOffに売るよりも、満足である。
何より<その本を欲しい人>に渡ったことが嬉しい。
なにしろ出品翌朝の売約である。上中下がばらばらに売れたのである。
買い手が即座についたのに違いない。
今度から本の厚さを測ってから値段を付けよう。

追記
ミステリーの文庫本など、1円で売られているのが多い。
これは大量出品するプロマーチャントというのになると100円の成約手数料が免除されるらしい。
そこで彼らは260円の配送料と実際の送料の差額を利益として、1円で売るのである。

 

2009.08.20

オープンガーデンと公的援助

昨日、わが出身大学同窓会の伊東分会なるものの設立第1回会合があった。
私は懐旧の集まりにあまり意義を認めないのだが、これも浮世の義理かと出席した。
内容報告は省略するが、ただ1点感ずるところがあった。

おきまりの自己紹介があり、私は出身高校と旧勤務先と伊東に移り住んだ理由を述べて終えた。
ところがオープンガーデンを知っている人間がいて、それを語れという。
伊豆オープンガーデンについて若干の説明をした。
たちまち4、5人から同じような質問がとんだ。
<スポンサーはどこか?><金はどうしているのか?><市は幾ら出しているのか?>・・・

「スポンサーはいない」「どこからの援助も受けていない」「どこにも頭を下げてお願いしたことはない」と答えると、なんだか座がシュンとしてしまった。
(実際は毎年作る「お庭案内」400部の白黒ページ印刷だけ市役所の印刷機のお世話になっている。紙は持込みである。)

私はこれまで伊豆ガーデニングクラブが独立独歩であることを誇りにしてきた。頭を下げるのは恥ずかしいことだと思ってきた。
同窓会に集まったのはそれなりに世間を渡って来た人たちである。
その彼らにとって、援助を受けることが常識なのであった。
いかに援助を取り付けるかが仕事の主眼であるかの如くであった。
それが<仕事が出来る>ことなのだろう。

私は非常識なのか?非力なのか?
わが生き方の来し方を想って憮然たるものがあった。

 

2009.08.19

サンパチエンスと紅蜀葵(こうしょっき)

サカタのタネがインパチエンスの改良種で”サンパチエンス”というのを出している。

どちらかというと日陰種だったのを陽光の下でもしっかり咲くように改良した種類である。
好評らしく、最近は随分普及してきた。

2005年10月、ビッグサイトのガーデニングEXPOでサカタが試作品を出していたのを見付け、写真をとった。(参照)


そして翌年、早速苗を入手してわが庭で咲かせた。
この時はうまく咲いてサカタから取材にきて、「園芸通信」に写真を出してもらった。(参照)


昨日散歩の途中でサンパチの素晴らしいコンテナ仕立てを見付けて、今朝写真をとってきた。
これで3年、冬越しで咲かせているという。
見事である。これから10月にかけてもっと綺麗になるだろう。

最後の写真は紅蜀葵(こうしょっき)。

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2009.08.14

真夏の花壇コンクール

昨日、伊豆松崎町の真夏の花壇コンクールの優秀作を見に行った。
松崎まで2時間半もかかるし、前々日に震度6の地震があった直後だけに迷ったが、「真夏の花壇コンクール」とは聞いたことがないし、どんな花を植えているのかぜひ知りたいと思って出掛けた。
松崎では毎年行われていて、今年で32回目だそうである。
21団体、6個人が参加した。

はじめに松崎町役場に行ったが、外から見に来る人などいないらしく、訪問先4軒の場所を調べ地図を画いてもらうのに25分もかかってしまった。
要するに団体とは、各地区の道路沿いの空地を老人会が手入れしているもので、それぞれ立派な看板が立っている。
「どうして夏に?」と聞いたら、「一番大変な時期に、どれだけ手入れしているか見よう」ということで30年前からやっているそうである。
個人は有志のエントリーである。

3団体を見たがどこも立派に手入れされ、花一杯であった。
1個人はたくさんのコンテナが、春の花から全部夏の花に変えられていた。

多く使われていた花
・サルビア(赤、青、白)  ・黄花コスモス(黄、橙)  ・ジニア(黄、橙、白、桃)
・マリーゴールド(黄、橙)  ・センニチコウ(白、紅)  ・ペチュニア
・ペンタス  ・ハゲイトウ  ・コリウス  ・マツバボタン

私にとって参考になった使われ方
・メランポジウムの大株仕立て
・ハツユキソウを背の高い植物として有効に使っていた

もっと使ってもいいと思ったのは、
・コキア、トレニア、ケイトウ、ビンカ など


感想
1.公共の場の花壇なので、常に植え替えを迫られ?、1.2年草が主体である。
2.もう何年も続けているからか、植物の高低の扱いや色の配合は堂に入っている。
3.花壇の植栽であり庭の植栽ではないので、その限界はある。
4.真夏の花壇コンクールは本当に珍しい。

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2009.08.12

昨日の地震

昨朝の地震、何人かの方からお見舞いを頂きました。有難うございました。
この辺り、震度4ということでした。確かに鋭く強い揺れでしたが、時間が短く、余震を殆ど感じなくて、さっぱりしたものでした。

対策本部というか、何度も「東海地震とは関係ない」と嬉しそうに強調するので不思議に思いました。
私らにすれば東海地震であってくれた方が、いづれ来るだろう東海地震の小出しになって、かえって安心に思います。
答えは、どうやら東海地震というとすぐにも余震が続くのではないかと思われて、夏休みの観光客の出足に響くことへの配慮らしいのです。
その場しのぎといいますか。

昔、神戸から静岡に転勤する時、「まあなんで地震の巣の真ん中に・・・」と幽霊でも見送るような顔をされたことを思い出します。
そうして送ってくれた人たちの方が先に大地震に遭ったのでした。

 

2009.08.10

琥珀磨き-集団指導

今日はかねて予約の女子中高生17名に琥珀磨きの実習を指導しました。
わが家には入りきれないので先方の伊豆高原寮の図書室です。
伊豆シャボテン公園の隣り、大室山を背中に相模湾を見下ろす素晴らしい立地の保養寮ですが、生憎の台風接近で濃霧が立ち込め、フォグランプを点けてやっと辿りつきました。

ストラップのセット、ペンダントヘッドのセット、ルースにして小さな篭に入れるタンブルホルダーセットと3種類用意していきました。
ペンダントヘッドのセットが一番人気でした。3000円程度のバルチックアンバーと金座付きヒートン、サンドペーパー5枚のセットです。
2時間あまり磨いて、ルーターで穴をあけ、接着剤を挿入してヒートンを取り付けるまでです。
チェーンはそれぞれお手持ちのものを使って頂きます。
ほかのセットも、なんのトラブルもなく、皆さんに満足して頂けました。
結局3時間半、座るヒマもありませんでしたが無事に終了致しました。

この年令になってなんの因果で、とも思いますが、働くことはハッピーでもあります。 -森下信子

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2009.08.07

究極の捕らぬ狸

いよいよ某学園の団体琥珀磨きが近づいてきた。
その場ですぐに説明して作業に入れるように、レジメを作ったり、一式セットにして袋詰めにしたり、会場を下見に行ったり、下敷きとか雑巾とか水皿とか爪楊枝とか小物を用意したり、(妻はお茶菓子の用意までしたりして)、忙しいことである。

今日は代金の精算がすぐに出来るように万円札を5千円札、千円札、500円玉、100円玉に両替してきた。
究極の捕らぬ狸の皮算用である。

しかし商売は楽しいね。夫婦して若返ります。

 

2009.08.05

伊東温銭と地域通貨と政府貨幣

伊東市に<温銭>という地域通貨がある。

これに深入りしようかするまいか考えている時に、地域通貨と政府貨幣についてのいろんなリポートの存在を知った。

まったく世の中、知らないことが次から次に出てくるものだ。
参るね。

「地域通貨」-遊田玉彦 

「政府貨幣は範囲が広めの地域通貨でないか」-松浦彰夫 

「地域通貨の政府発行について」-新貨幣研・ゴン 

2009.08.03

須賀敦子と森まゆみ

森まゆみの本は今度の「女三人のシベリア鉄道」を含めて3冊しか読んでいないのに、どうして私が「書かなければ食えない覚悟・・・」などと彼女のことを知っていたのだろうか、我ながら不思議に思った。
そして微かに、彼女が須賀敦子のことを書いた文章があったことを思い出した。

私は須賀敦子について何も書けない。
なにしろ、彼女の文章を数行読んだだけで、もう次を読み進められない。
あまりに格調高く、素敵な比喩に満ちた、香気溢れる美しい文章に接すると、数行でもう胸が一杯になって、それを味わいつくすまで次の文章に取り掛かり飲み込むことが出来ないのである。そして味わい尽くすことなど、とても出来ないのである。

須賀敦子の殆ど全著作を持っている。
全集も発行されたが、全集を買う必要がないほど持っている。
その中の1冊に、「文芸別冊-追悼特集・須賀敦子」があって、そこに森まゆみが「評伝・心に伽藍を建てるひと-須賀敦子の人生」を書いていたのであった。

須賀と森は20才も違う。たまたま同じ新聞の書評委員として知り合い、友達になった。
安アパートに住み、3人の小学生を育てる森の生活を須賀が案じる関係であった。
この評伝で、私は森の生活を知ったのだった。

須賀の突然の死(98/3)は多くの人にとって大きなショックであったから、この追悼特集号(98/11)も大きな関心を集めたに違いない。
多くの弔辞が集まっている。
そして森まゆみが選ばれて<評伝>を書いた。22ページの力作である。
森にとって、心の重い、荷の重い仕事であったろうが、彼女はそれをこなした。
そして今の彼女がある。

だからといって、須賀と森が同列の作家であるとは思わないが。

 

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