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2009.05.04

テレビと朝日ジャーナル

もってまわった話で申し訳ない。

電器屋でテレビを見た。
わが家のテレビは旧型で、地デジ地デジと騒がれるのが面白くない口である。
草なぎ某がぽしゃったのもいい按配であった。
それにしてもそろそろ潮時かと、電器屋に行ってみたのである。
なんとなく37吋と思っていたが現場で見ると大きい。こりゃ、32吋の方がいいなと思った。

係員は32まではフルスペックカラーとやらが無いという。
私のしょぼつく眼はその違いを認識出来ない。
傍らの家族連れが40何番かを見ながら、子供が言っている、<○○君のとこは50インチだよ>。
一体どれほどの御殿に住んでいるというのだ。

しばらく前に読んだ本を思い出した。(「イギリスの住まいとガーデン」川井俊弘)
ロンドンに駐在することになった日本人がアパートを借りた。家具付きのアパートである。TV付きである。
不動産屋は<大型テレビと小さいテレビとどちらがいい?>と聞いたという。
著者は<金の斧と鉄の斧と、どちらがいい?>と聞かれたようですぐに返事が出来なかった。
どうやらイギリスでは大きなテレビは無粋と思われている節があるらしい。
リビングルームなど来客時にはテレビは別室に片付けたりするという。

さもあるべし。それが節度というものだ。
ここでイギリス褒めは池田潔「自由と規律」の世界だが、今の日本の大型テレビ流行りは気違い染みている。
それに対する批判の論調は皆無といっていい。

そんなことを思いながら電器屋を出て本屋に寄った。
そして<緊急復活版>という「朝日ジャーナル」を買った。
私は「朝日ジャーナル」の愛読者ではなかったし、特にノスタルジーはない。
それでも買ったのは、表紙に<いま問われているのは、私たちの「知性」、そして「感性」――>の惹句があったからである。
そうなのだ。大きなテレビへの反発は私の「知性」と「感性」なのだ。
と思うことにした。

 

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