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2009.03.23

黒部のトンネル

TVドラマ「黒部の太陽」を観た。
黒部のトンネルには格別の思いがあった。

ドラマの終わり頃、トンネルが開通して資材を運搬する大型ダンプが連なって走るシーンがチラと映った。
実はあの頃、私は現地に入った。
納入する出光ダフニー潤滑油のアフターサービス、御用聞きに行ったのだ。
私は出光関東支店潤滑油課のエンジンオイル担当者だった。
松本出張所の隅田健治君が一緒だった。

山まで行った誠意に免じてか、現場の工事事務所は我々にジープを出して松本口から大町口までトンネル内を案内してくれた。
運転してくれたのは無口な、だけど爽やかな、ちょうどドラマの大木技師を若くしたような好青年だった。
トンネル内はまだまだ荒削りで、床も天井もあのドラマに映っているままだった。
私は生まれてこのかた、あの時ほど丁寧な運転をしてもらったことがない。

思えば私は26才だった。
隅田君は25才だった。
2人とも若かった。日本中が若かった。

その隅田君ももういない。

 

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