世代間戦争8-未成年選挙権
孫が私の年令になった時、日本の人口は7000万人になる。現状から5000万人減る。
皆さんはそれがどんな状態か、想像出来るだろうか。
どんな対策をたてたらよいのだろうか。
私は対策の1つとして、<日本人として出生した子供は直ちに選挙権が付与される>システムを考えている。
このアイデアは立木信氏が著書「世代間最終戦争」、「若者を喰い物にし続ける社会」で提案しているものだ。
ただし立木氏は、<これが国債発行など次世代へのツケ回しの歯止めになる>と言う程度で、そこからあまり突っ込んでいない。<実現の可能性は少ないだろう>とも言っている。
また氏は高齢化社会の問題を強く提起するが、人口減少社会にまでは言及していない。
私は、全出生児への選挙権付与は実現可能な政策だと思う。
それは世代間戦争に対しても、人口減少に対しても有効な政策であり、世界の中での日本の地位を高めると思う。
なにより金がかからない。
まず憲法を見てみよう。
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第44条【議員及び選挙人の資格】
両議院の議員及びその選挙人の資格は,法律でこれを定める。ただし,人種,信条,性別,社会的身分,門地,教育,財産又は収入によつて差別してはならない。
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勿論民法、商法など各法での規定があって嬰児の選挙権に抵触する部分もあるだろうが、憲法では排除されていない。
要するに法律で定めればいいのである。
嬰児に付与された選挙権を誰が行使するのか。
両親に? これは駄目だ。
私は母親に行使権を与えたい。産んだ事実こそ明快である。
子を持つ母親は老ボスや介護老人の2倍3倍4倍の権利を持つのである。世の中は変わる。
(養育しない母、母の死んだ児など細則は別に考えればよい。)
子供の選挙権は何時から子供のものになるのか。
これも議論だが、私は元服(14,5才?)をもって権利者としたい。母親の許可を必要とする。細則は別に定める。
現在の成人式は酒が飲めるようになるだけだが、権利が付くとなれば意義は大きいだろう。
日本人だけか?
これから先、否応なしに外国人の流入は避けられない。
国籍や選挙権など、議論の多いところのようだ。私は詳しくない。
ここでは<日本人の両親から生まれた三代目の嬰児から>としたい。細則は別に定める。
どうだろう。
日本の女性は産んだ子供の数だけ選挙権を持つ。
日本独自の政策である。
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