パーカー・ポイントと庭の採点
ロバート・パーカーのワイン評点「パーカー・ポイント」のことを知って、庭の採点を志したと書いた。
<庭を採点する>
<庭の採点-リスト作り>
遅々として進んでいない。
そもそもパーカーがどうやって採点しているかも確かめていない。
これではならじと、彼の著書「厳正評価 世界のワイン」を見てみることにした。
調べると大冊全4冊の大著である。25000円である。
県内で静岡市立図書館にあることが判ったので、伊東図書館を通じて借りた。
冒頭50ページに亘る序論があり、そこに評価の意義や採点の方法について書いてある。
そこだけを拾い読みした。少しだけ引用しておく。
~~~~~~
・ワインに点数をつけるという行為は、専門家の見解を、一貫した基準のもと、数字であらわす採点方式に当てはめることにほかならない。さらにまた、点数をつけることで専門家にも初心者にも同じように迅速に情報を伝達することが可能になるのである。
・点数の与え方について説明すれば、私の採点方式ではワインにまず50点を付与することから始める。ワインの一般的な色合いや外観についての評価で最高5点まで加える。アロマとブーケに関する評価では、そのワインの清潔さとともにアロマやブーケの強烈さのレベルと次元によって最高15点まで加える。味わいとフィニッシュに関する評価は最高20点までで、味わいの強烈さ、バランス、清潔さ、深み、口に残る余韻の長さなどがすべて点数を加味する際に考慮すべき重要な要素となる。最後に全体的な品質レベルや、将来成長し進歩する能力(熟成能力)に対して最高10点まで加える。
・完璧な採点方式などあり得ないが、点数は①さまざまなレベルのワインの品質を定量化できる。 ②1人の専門家による信頼できる、正確な、検閲とは無関係な、高度に情報の詰まった報告書になり得る。
~~~~~~
このあと、各産地ごとのワインの評価に入る。
しかし私はそちらにはまったく関心がなかった。
何故なら私はワインを飲まないからである。生来アルコール分解酵素が少ないらしく、缶ビール1本をもて余すほどなので、ワインに関心を寄せる余裕がない。
そこで私は考えた。
私がワインに関心がない如く、庭に関心のない人には<庭の採点>など屁の河童みたいなものだろうなあ。
« アボリジニとアルコール | Main | 今朝拾った落ち葉 »
The comments to this entry are closed.
Comments