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2008.10.23

天龍寺、大覚寺、大河内山荘

RHSJの庭巡り企画に参加するには前泊の必要があったので、前日早く出て天龍寺ほか嵐山界隈を拝観した。

~~~天龍寺~~~
天下の名庭である。
夢窓疎石は偉い。足利尊氏はもっと偉い。

~~~大河内山荘~~~
俳優大河内伝次郎が30年の年月と私財を投じて作り上げた庭園である。天龍寺のすぐ裏手の山7000坪を拓いて作った。
個人がどのような庭を作り得るものかと思い、訪問した。
水がなく、一条の流れ一面の池もないのが辛い。
といって安易な枯山水を作らなかったことが見識か。
施主は庭よりも持仏堂とか大乗閣など建物に凝ったようである。

写真集に、大乗閣書院の間で京マチ子が座布団の上で膝を崩し横座りしている写真があったが、なんとも艶な姿であった。

~~~大覚寺~~~
南北朝時、両統迭立の一方の大覚寺統が拠った場所である。一時期御所であった場所である。
どんなに堅苦しいかと思ったが、なんともオープンな感じの寺であった。
どこでもご自由に拝観下さい、といった感じである。
そもそも大沢池と寺境との係わりがなんとものびやかだ。
庭よりも建物を拝観する寺である。

~~~時雨殿~~~
小倉百人一首の殿堂ということで近年開館した施設である。道の途中にあったので寄った。
惹句に「秀麗な百首の魅力をデジタルの世界で表現した新感覚のエンターテインメント空間」とあるように、全体がゲーム感覚である。
私には全然面白くなかった。
任天堂山内オーナーがスポンサーらしい。

~~~ご清遊の宿・らんざん~~~
一休コムで予約した宿である。
どんな場所かと思ったら渡月橋の上手の川に面した一等地である。なんと嵐山吉兆と軒を並べた隣りである。
あれれ?と思ったら、案の定、旧年金基金の保養所であった。
夕食は素晴らしかった。

~~~トピックス~~~
1.嵐山の紅葉は1週間ほど早かった。
2.新幹線の禁煙指定席がとれず喫煙指定席となった。近隣にそれほどヘビースモーカーはいなかったが、下車したら咽喉が痛い。3時間ほど苦しんだ。16両中喫煙指定はわずか2両というのにそれが空いている!
3.天龍寺で戸塚宏氏とすれ違った。教育者?戸塚宏にコメントする気はないが、ヨット乗り戸塚宏は猛烈なファイターだった。
4.宿・らんざんはやはり役人の宿だった。廊下や風呂で挨拶しても誰も挨拶を返さない。私は挨拶しない人間は役人と決めている。何故役人は挨拶しないか。裏金を食っているからである。

 

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