庭の採点-庭園リスト作り
庭の採点、採点とこだわらずに、まず庭園のリストを作ることから始めようと方向を定めた。
それで考えたことをまとめておきたい。
1.採点の目的
そもそも庭の評価を考え始めたのはオープンガーデンの誘客からだった。
わが伊豆オープンガーデンは僻地にあり、皆さんに来て頂くにも多くの時間とお金の負担を掛ける。伊豆に着いてからの巡回バス代だけでも3400円である。
それだけの負担をして来て下さる方々に、事前に何の情報も与えないのは不当ではないのか。せめて庭の規模、植栽の種類、特徴、手入れの程度などの情報を提供すべきではないか、と考えたのだった。となるとどうしても評価の部分が出てくる。
評価で悩んでいる時に、ワインの帝王・ロバート・カーカーのPP(パーカー・ポイント)のことを知った。あのワインの世界で銘柄・年式毎に100点満点の点数を付けているという。それが一般に受け入れられているという。
ワインの評価という多分に個人のテイストに属する世界で、一体どんな採点基準を作ったのだろう?思いはたちまちそちらに移った。庭の採点をするKP(黒潮丸ポイント)を作ってやろうと志した。
そして袋小路に入ってしまった。
2.庭園リスト
採点の前にまずは庭園のリスト作りから始めることとした。
KPを考え始めた時から、対象はオープンガーデンを超していた。不遜にも日本中の名庭を採点しようと考えたのだ。
今回、採点は先の話としてリスト作りをするに当たり、やはりそこからのスタートとなった。
国の史跡・名勝に指定された庭園リストがある。250ヶ所くらいか。まずこれから始めよう。
ほかに地方自治体の指定もある。洋風の庭もある。個人の庭もある。そして本命のオープンガーデンもある。追々に追加していこう。
<日本国内の庭で、黒潮丸が選んだ庭>、これを基準にしよう。
3.検索機能
庭園リストをベタの表に作っても仕方がない。
やはりネット上に公開し、オンライン検索でソート出来るようにしたい。
これは一般的な技術である。実は私のヨットサイトでも、畏友中山隆一郎君が立派なオンライン検索システムを作ってくれている。
しかしまた彼の手を煩わせるのは申し訳ない。なんとか自分で作ってみたい。
と、調べ始めたが、なかなか難題だった。いかんせんわが技術能力が低すぎる。
それでもまあ頑張ってみるかと覚悟を決めかけたところで、グーグルの<サイト内検索>機能を知った。ほほ。これなら私でもやれそうだ。
字句検索なのでデータベースソフトのようにきれいに結果は出ないだろうが、なんとか役にはたつだろう。
取り合えずこれでいくことにしよう。駄目だったらまた考えよう。
4.項目
もう20項目に達している。もっと増えるだろう。
5.画像
写真のない庭園リストはいかにも淋しい。
しかしこのリストではネット上から無断借用した写真を載せることはするまいと思う。
当該施設のパンフレットなど広報資料、ネットで公開されていて使用の許可を頂いたもの、そして私自身が撮影した写真、に限定しようと思う。
いまのところこんなことを考えている。
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