« September 2008 | Main | November 2008 »

2008.10.30

修善寺虹の郷の菊花展

修善寺虹の郷の菊花展に行った。
わが家から車で70分である。

昨年も報告したが、大きな池を中心とした日本庭園での飾り付けが見事だ。
舟に咲かせたり、岩に咲かせたり、橋から懸崖が下がったり、美しく、楽しい。
茶店の人に聞いたが、11月10日に展示が終わると花人たちはすぐに来年の展示の準備にかかるのだそうだ。

081030shuzenjinijinosatokiku003

081030shuzenjinijinosatokiku011

081030shuzenjinijinosatokiku014

081030shuzenjinijinosatokiku019


 


2008.10.29

秋の庭巡りバス

初めての試みで、秋にオープンガーデンの庭巡りバスを出すことになった。
<お客の要望が多いので>という東海バスからの提案である。
4便計画したが、4便とも満車になった。
(40人乗りでは道も通れず庭にも入れないので20人乗りのマイクロである。)

今日その1便が来た。
こういうことがあるから草抜きもするし、秋の花を植える気にもなる。

~~~~~~
昨日は須磨のヨットハーバーに行った。30年前私のホームポートであった。
先にマリンサーベイを行った艇のアフターサービスである。
伊豆から日帰りはきつい。

081029ogmgbustour003
081029ogmgbustour005
081028sumayhlm35010

ベーシック・インカム-2

月曜のTV番組「たけしのTVタックル」。
テーマは年金問題だったが、番組の最後、終わりがけにたけしが口走った。
「もう面倒だからみんなに10万円づつ呉れればいい。社保庁もなにも要らなくなる。」

最後だからその発言についてのコメントも議論もなく番組はフェイドアウトしたが、これはまぎれもなくベーシック・インカムの思想である。
たけしにベーシック・インカムについての知見があったのか。それとも彼のひらめきか。

参加メンバーのうち2人ほど頷く姿が見えた。
彼らはベーシック・インカムを知っていたようだ。

 

2008.10.24

ベーシック・インカムのこと

「ベーシック・インカム-基本所得のある社会へ」(ゲッツ・W・ヴェルナー 現代書館 07/11刊 2100円)を読んだ。
以下、未だベーシック・インカムについて知らない人のために書く。

~~~~~~~~~~~~
「ベーシック・インカム」とは、一定額の所得を、すべての人々に、個人ベースで、無条件に交付しようという構想である。
現在の財産や所得、過去の就労経験、将来の就労希望とは無関係に支払われる。
~~~~~~~~~~~~

具体的には、例えば1人年間100万円程度で想定されている。
4人家族であれば400万円である。
ベーシック・インカムを導入すると老齢年金、失業保険、生活保護、障害者補助などすべての社会保障が廃止される。
つまり厚生労働省から医療以外の殆どの業務が消滅する。

こう書き出すとたちまち百家争鳴、あらゆる疑問、反論が噴出するであろう。
私にはこれ以上解説したり疑問に答える知識はない。
この構想、社会思想は2,30年前から存在するらしい。

私が強い感銘を受けるのは次の2点からである。
1.この書でヴェルナーは、「近代工業化社会は大規模化、生産性の向上により、社会の成員のすべてに労働の場を与えることが出来なくなった。しかしそれでは資本主義社会が成立しない。職のない者にも購買力=ベーシック・インカムを与えなければならない。」という。
 一見社会主義思想のように見えて、資本主義社会の維持を目的とする。この解釈でいいのかどうか?
 日本の経団連の<グローバル化に負ける>議論とレベルが違うところである。
2.世界中でいろいろ議論されているが、決定的に<この構想は成り立たない>と証明した人はいない。


参考
~~~「ベーシック・インカムを支持します」 山崎元~~~
ネット経済評論家山崎元氏の記事である。90件ものコメントが付いている。
なおこの記事は07年8月、ヴェルナーの本訳書刊行以前に書かれている。

~~~国会で~~~
Googleで「ベーシック・インカム 議員」と検索すると幾つか出てくる。わが国会でも何度か質問されている。
しかし殆どは、「私はこんな言葉も知っていますよ」というひけらかしである。
政府の答弁も、「難しい。検討不十分。不可能。」と官僚の作文通りになっている。
そりゃそうだろう。こんなことが実現したら官僚は飯の食い上げだ。

~~~斉藤拓氏のリポート~~~
立命館大学先端総合学術研究科・斉藤拓氏のリポートである。

 

2008.10.23

天龍寺、大覚寺、大河内山荘

RHSJの庭巡り企画に参加するには前泊の必要があったので、前日早く出て天龍寺ほか嵐山界隈を拝観した。

~~~天龍寺~~~
天下の名庭である。
夢窓疎石は偉い。足利尊氏はもっと偉い。

~~~大河内山荘~~~
俳優大河内伝次郎が30年の年月と私財を投じて作り上げた庭園である。天龍寺のすぐ裏手の山7000坪を拓いて作った。
個人がどのような庭を作り得るものかと思い、訪問した。
水がなく、一条の流れ一面の池もないのが辛い。
といって安易な枯山水を作らなかったことが見識か。
施主は庭よりも持仏堂とか大乗閣など建物に凝ったようである。

写真集に、大乗閣書院の間で京マチ子が座布団の上で膝を崩し横座りしている写真があったが、なんとも艶な姿であった。

~~~大覚寺~~~
南北朝時、両統迭立の一方の大覚寺統が拠った場所である。一時期御所であった場所である。
どんなに堅苦しいかと思ったが、なんともオープンな感じの寺であった。
どこでもご自由に拝観下さい、といった感じである。
そもそも大沢池と寺境との係わりがなんとものびやかだ。
庭よりも建物を拝観する寺である。

~~~時雨殿~~~
小倉百人一首の殿堂ということで近年開館した施設である。道の途中にあったので寄った。
惹句に「秀麗な百首の魅力をデジタルの世界で表現した新感覚のエンターテインメント空間」とあるように、全体がゲーム感覚である。
私には全然面白くなかった。
任天堂山内オーナーがスポンサーらしい。

~~~ご清遊の宿・らんざん~~~
一休コムで予約した宿である。
どんな場所かと思ったら渡月橋の上手の川に面した一等地である。なんと嵐山吉兆と軒を並べた隣りである。
あれれ?と思ったら、案の定、旧年金基金の保養所であった。
夕食は素晴らしかった。

~~~トピックス~~~
1.嵐山の紅葉は1週間ほど早かった。
2.新幹線の禁煙指定席がとれず喫煙指定席となった。近隣にそれほどヘビースモーカーはいなかったが、下車したら咽喉が痛い。3時間ほど苦しんだ。16両中喫煙指定はわずか2両というのにそれが空いている!
3.天龍寺で戸塚宏氏とすれ違った。教育者?戸塚宏にコメントする気はないが、ヨット乗り戸塚宏は猛烈なファイターだった。
4.宿・らんざんはやはり役人の宿だった。廊下や風呂で挨拶しても誰も挨拶を返さない。私は挨拶しない人間は役人と決めている。何故役人は挨拶しないか。裏金を食っているからである。

 

2008.10.22

東福寺、大徳寺の庭を巡る

RHSJ(英国王立園芸協会日本支部)の行事で、重森三玲が京都で作った庭の幾つかを三玲の孫の重森千青氏の案内で巡る企画があり、参加した。
私はかねて重森三玲は文化勲章を3個も5個も貰うべきだった人だと考えているから、そのお孫さんのお話を聞きながら三玲の庭を巡るのはまさに至福の時であった。
文化勲章の1は、独力(国からの援助を受けることなく)で全国の庭園400ヶ所の実測図を作成し「日本庭園史図鑑」26巻を刊行したことである。その2は、戦前中山文甫や勅使河原蒼風ら若手を糾合し「新興いけばな宣言」を起草して戦後の空前の華道ブームの基礎を築いたことである。その3は、今回巡った東福寺方丈「八相の庭」をはじめとする作庭の数々である。

千青氏は50年配か、やはり庭園研究家で、気軽にそして博識を惜しげもなく話して下さった。
例えば東福寺は三玲に作庭の設計料を払わず永代供養でチャラにしたそうだ。
今回巡ったのは次の4庭である。このうち1.2.4.が三玲の作庭である。
1.東福寺方丈「八相の庭」
2.東福寺光明院「波心庭」
3.大徳寺龍源院「一枝担」
4.大徳寺瑞峯院「独座庭」

「八相の庭」は東福寺方丈を取り巻く幾つもの庭であるが、中でも方丈南庭の石組みは三玲の出世作であり、生涯最高の作と言われる。
光明院は玄関に「多勢の入山者は好みません 庭の自尊心を傷つけますので 是非にと思われる方以外どうでも良いと思われます方は自問の上入山しないで下さい」と看板が立っていておかしかった。

この4庭で10時から16時半までたっぷりかかった。参加者はRHSJの会員28名。遠く岩手、千葉、四国などからも来ており伊豆から来ましたでは大きな顔は出来ない。
大徳寺大仙院や孤篷庵まで見たかったと言えば罰が当たる。

三玲についてはこのブログでも何度か書いた。直近では昨年10月の「重森三玲の庭・展に行く」であるが、千青氏の話を聞いた後の今日読み返してみて修正するところがない。
我ながらしっかりしたエントリーであったと感心している。


写真:東福寺の山門(国宝)
081020tofukujisanmonkokuhou2

方丈南庭
081020tofukujihoujounantei2

方丈北庭(市松模様)
081020tofukujihokuteiichimatsu

重森千青氏の話を聞く
081020tofukujikomyoinshigemorisense

光明院玄関の看板
081020tofukujikomyoingenkan

光明院「波心庭」
081020tofukujikomyoinhasinnoniwa

大徳寺瑞峯院「独座庭」
081020daitokujizuishouindokuzatei

秋の花?

3日ほど庭に出なかったら幾つか秋の花が咲いていた。
いや、カトレアは秋の花ではないな。

デジカメが壊れているので写メールの写真である。

カトレア
081022mgcatelaire

ツワブキ
081022mgtuwabuki

トリカブト
081022mgtorikabuto

ダイモンジソウ
081022mgdaimonjisou

リトルエンジェル
081022mglittleangel

娼妓の顔

私は野球を見ないが、ニュース映像などで見る限り某チームの選手の顔は娼妓に見える。
金で買われて来た者の顔である。
陽光に顔を晒らせない者の顔である。
そんな翳を持っている。

だから某チームはデイ・ゲームをやれない。

 

2008.10.17

代替わり

やっとの思いでタブの木を伐ったばかりというのに、ナーセリーで見掛けてつい買ってしまった。
アメリカハナノキ。ベニカエデ。rubrum 。
素晴らしく紅色のきれいなモミジだ。写真添付。

081015mgtanikucobaltsagebenikaede_0

タブは私が付き合ってから28年だが、寿命は50才くらいだったと思われる。
代替わりにこのベニカエデが来た。
場所を考えに考えて植えたが、いずれこれも巨木になるだろう。

このベニカエデが邪魔になる頃には、私自身が代替わりしているだろう。

 

2008.10.15

三題噺

・タブの木を伐る時、お神酒をかけてやった。
・宇佐美海岸で着替えポンチョのヴィーナスに出遭った。
・舟形の寄せ植えを作った。

最近の3つの出来事で、遥か昔に読んだ詩の一片を思い出した。

~~~~~~
一と日われ海を旅して
(いづこの空の下なりけん、今は覚えず)
美酒少し海へ流しぬ
「虚無」にする供物の為に。

―中略―

この酒を空(むな)しと云ふや? ……波は酔ひたり!
われは見き潮風のうちにさかまく
いと深きものの姿を!  

(失はれた美酒  ポオル・ヴァレリィ 堀口大學訳)
~~~~~~

老年の悲哀であるか。

 

 

多肉植物寄せ植え講習会

伊豆ガーデニングクラブの例会で「多肉植物寄せ植え講習会」があったので参加した。

多肉植物の寄せ植えはもう何度か経験があるのだが、今日の会場のMさんが来年からオープンガーデンに加入されるというのでお庭拝見がてら参加したのであった。
場所は遠笠山と赤沢海岸を結んだ線上にある大手別荘分譲地の一角で、標高450メートル、眺めは素晴らしいが冬は寒い。伊豆ではチベットである。
8年ほど前に移住して来られ、寒さに対応して温室を建てたり多肉植物を育てたり、手入れの行き届いた可愛いお庭である。
2年前に隣地を買い増して庭を造成中だ。こちらの温室はご主人のサボテン主体だという。

講習会では舟形の容器に10種類の多肉植物を植えた。
容器、水苔、用土、植材、作業台など、講師と幹事の準備は大変だ。
今回習ったことは<水のやり方>である。夏で20日に1回、1,2月などは1回もやらないのだそうだ。

081014igctanikushokubutumorigarden_
写真1.温室内部

081014igctanikushokubutumorigarde_2
2.買い増した隣地に至るゲート

081014igctanikushokubutumorigarde_3
3.講習風景

081015mgtanikucobaltsagebenikaede_0
4.わが作品

 

2008.10.13

着替えポンチョ

着替えポンチョというものを初めて見た。
若い人は先刻ご承知なのだろうが、このMLの読者はあまりご存知ないと思ってご報告する。

昨日の昼食は宇佐美のナーセリーに行く途中の海岸で食べた。
スーパー・アオキでかき揚げ天丼の弁当(580円)を買い、宇佐美の親水ビーチの石段に座って風に吹かれながら食べた。
まことに快適であった。弁当も美味であった。
静かで、半径50メートル内に誰一人居なかった。遥か遠くにマリンジェットが2,3台、浜にはサーフィンの姿も見えた。

駐車場で、女性が1人、水着姿で、海から上がったばかりで、車のそばで身体を拭いていた。
年の頃なら27、8才。まったく贅肉のない、すっきりしたきれいな身体の人だった。
そのうちに大きなタオルの袋を頭からかぶった。
そして中でごそごそしている。どうやらあの中で着替えるらしい。

はたと気付いてその場を離れ、弁当を食べに行った。

2,30分して戻ると、彼女は1人で車の中に居た。
1人で泳ぎに来たとは妙な人だ。
さすがに写真は撮らなかったので、ネットで探した着替えポンチョを載せておく。
4800円だそうだ。

081013kikaeponcho


2008.10.10

タブの木を伐った

わが家の裏側(北側)の木が大きくなり過ぎた。伐ってもらうことにした。

一番西側のモミの木は高さ20メートルくらい。
頭を5メートル詰め、枝を大きく払った。

タブの木は高さ15メートル。根本で胴回り2.5メートル。途中で2本に別れている。これが母屋の屋根に被さってどうしようもない。
考えた末、伐採することにした。
道路からの距離が10メートルあり、途中にガレージの屋根がある。10トンのクレーン車のアームは25メートルで、屋根を越して枝や幹を取り出す。
うまくいった。
伐ってみたら幹の中心が腐ってきており、もう数年して大風が吹いたら母屋に倒れかかるところであった。

桜は、タブを避けて隣家の庭に伸びていたので少し伐った。テングス病も出ていた。
タブがなくなって元気になるだろう。
中央にあるモチの木が一番大物だが、これは今伐ると枯れるおそれがあり来春にした。

延べ3日の作業だった。
教訓:庭の木はあまり大きくならないうちに伐るべし。

写真-掲出の順に
081010mgtabucut_013h
1.母屋前面から-左が剪定後のモミ。中央屋根にかかっているのがタブ。

081010mgtabucut_010h
2.母屋裏からタブを写す。2本に別れている。

081010mgtabucut_017h
3.伐った枝を吊っている。

081010mgtabucut_031h
4.太い幹を吊っている。

081010mgtabucut_033h
5.切り株

 

2008.10.07

デジタル・デバイド2

先日、ケータイの感度が悪いので機種変更の検討をしている書いた。
その結果報告である。

1.auに変えた。
  キャンペーンで、50才以上は1万円くれるとかで妻と2台で2万円になった。
  機種本体は無料である。毎月の上乗せもない。
  au使用中の娘からの紹介としたので、娘もうちも5千円くらいもらえる。
2.通話
  自宅内のどこでも通話出来るようになった。これまでは場所を選ばないと話せなかった。
  通っているプール内はまったく通話不能だったのが、可能になった。
  家族通話無料で、娘との電話が無料になった。
3.Eメール
  すぐ届く。これまでは前日のメールが朝になって届いている感じだった。
  発信するのに、これまではベランダに出るか、窓から腕を一杯に伸ばさないと発信出来なかったのに、今では食卓でOKだ。
4.その他
  ・録音メモの機能があり、出先や散歩中に思いついたことを録音メモ出来る。これは早速活用している。
  ・写真は前の機種より大きくて鮮明である。
  ・GPS機能があり、散歩中に周辺地図を出したり、自分の航跡を出したり出来るらしいが、いつもの道なので使わない。今使わなければ、多分渋谷駅でも上野の森でも使えないだろう。
  ・判らないことをマニュアルで調べる気にならない。煩わしいのだ。すぐにauのショップに行って訊く。
  ・ケータイのネット・サイトは全然見ない。見たいものを探す好奇心がない。

というわけで、多少苦労したが環境は大いに改善された。冒険は報われた。

 
  

2008.10.06

「トピアリー」(宮崎雅代著)を読んだ

「トピアリー」(宮崎雅代 グリーン情報 08年9月 2100円)を読んだ。

巻末の著者プロフィールによれば、宮崎氏は損保会社のOLから植物に目覚めてハーブやフラワーアレンジの資格を取得し、さらにトピアリーに関心を持って研究を深め、2001年にははままつフラワーパークで日本トピアリー協会から第1回トピアリー大賞を受賞している。
その後㈱ネバーランドインターナショナルを設立し、最近日本トピアリー協会の会長に就任したようだ。

私にとって本書は待望の書であった。
1年ほど前にトピアリーを知り、いろいろ情報を集め実作にも手を染めたが、いい解説書がない。総合的にトピアリーを扱った本は皆無といってよかった。
そういう中での本書は、世界の素晴らしいトピアリーガーデンの紹介や巨大なトピアリー農園、フレームを使ったさまざまなオブジェなど目を見張る思いだった。
何にもましてトピアリーに対する著者の情熱が伝わってきた。
実作でさっぱり成果が上がらず(半年では当然だが)、トピアリーを忘れかけていた私を再び元気付けてくれた。
参照:「黒潮丸のトピアリー大研究」

ところが<トピアリーの種類>の項に入り、いろんなトピアリーを紹介する段になって疑問を持ち始めた。
モス、メッシュ、ドライフラワートピアリーなど、テーブルトップで楽しむアイテムまでトピアリーに含めている。
私にとってトピアリーはやはり屋外で楽しむものであって、テーブル上の手芸までトピアリーとするのは違和感がある。
さらにはハンギングバスケットやコンテナガーデニングに言及し、あまつさえ立体花壇(モザイカルチャー)までトピアリーの範疇に入れようとしている。

著者の趣味として、㈱ネバーランドの営業として何をどう扱おうと構わないが、今や日本トピアリー協会の会長の著書となれば、その内容は協会の考えを反映したものと受取られる。
私がトピアリーに関心を持った当初、まず頼りにしたのが日本トピアリー協会のホームページであった。そこから多くの有益な情報を得た。
ただ、2004年以降の更新がなく、活動は休止している如くであった。
今回本書により宮崎氏の会長就任を知り、活動再開を祝福し、今後の活動に大いに期待するものである。

しかしテーブルトップ・トピアリーを協会の活動対象に含めるのだろうか?
ハンギングバスケットやモザイカルチャーを本当にトピアリーの1部門と考えるのだろうか?
この辺りを明確にしないと、日本トピアリー協会の発展は難しいように思う。

 

2008.10.04

簪のこと-次郎長三国志

081003jirochosangokushi

~~~サントムーン柿田川~~~
伊豆は熱海から下田まで映画館が1軒もない、と何度も書いた。
映画を観るには車で山を越えて136号線三島市梅名のジョイランドシネマに行くか、船で清水のエスパルス会館に行くしかなかった。
ところがしばらく前に同じく三島市の1号線柿田川に「サントムーン柿田川」というSCがオープンし、その中に「サントムーン・シネプラザ」なるシネコンが入ったのだ。
ジョイランドとの最大の違いは電車で行けることである。三島まで電車で行って30分に1本のバスで15分。わが家から100分である。
車でジョイランドに行くのと時間はちょうど同じだが、昨今のガソリン代の高騰で電車賃の方が安くなった。それに安全で安心だ。
あちこち寄れないのは不自由だが、サントムーンの園芸部門は伊豆のどこよりも大きく品揃えが豊富である。
嬉しいね。
(この部分、特に伊豆ガーデニングクラブの人達に)

~~~「次郎長三国志~~~
サントムーンで映画「次郎長三国志」を観た。
静岡、山梨を縄張りに長年油を売っていた人間として、いざ観に行かざあなんめえよ。

監督はマキノ雅彦(津川雅彦)。主演は中井貴一と鈴木京香である。
話の筋はどうということはない。無いようなものである。

津川雅彦の監督だが、あまり冴えない。
中で、ヤクザの女房の木村佳乃が権現様にお百度参りをするシーンがあり、<へえっ、木村佳乃はこんな女優だったか>とゾクッとした辺りに津川雅彦の監督腕を感じた。それと長門裕之がグレた息子を叱る大芝居。それくらいか。
ヤクザの出入りとか、御用提灯の大出動とか、何よりの見せ場の<次郎長が関東の親分衆を集めて初めての花会を開いたシーン>など、マスを撮ったらからきし駄目だ。迫力のハの字もない。
こういうことは今からいくら練習しても駄目だろうね。天分の問題、センスの問題だろうから。

この映画、シリーズにして続けたいようだが、私はもう行かないと思う。

~~~簪(かんざし)のこと~~~
この映画で<簪>が重要な小道具の役を果たしている。
冒頭で、次郎長が恋女房お蝶の簪を唇で抜いて口にくわえるシーンがある。添付したパンフレットの写真を見よ。
また、最後、旅先でお蝶を亡くした時、次郎長はお蝶の簪を抜いて自分の髻に刺す。

それで、私の<簪>を思い出してしまった。
何年のことだったか、正月が終わった4日にマイヨットに行ってみた。するとコクピットに綺麗な簪が落ちていた。
いくら出光三河みとマリーナのポンツーンでも、繋いで係留してある大型ヨットに和服で乗り移るのは容易ではない。
そこでどんな仕儀に至って簪を落としたのか。キャビンはロックしてあったからデッキ上は寒かっただろうに。
なんとも艶めかしく謎めいた忘れ物であった。
それ以来、<落としたのではなく、あなたに置いていったのよ>と名乗り出る女性を待ってわが匡底にある。
今朝、写真を撮ってここに載せる。
081004kanzashiondeck_004h


~~~「最後の初恋」~~~
ついでにもう1本、映画を観た。
「最後の初恋」。原題は”Nights in Rodanthe”、似ても似つかない。
フロリダ・キーズの長い砂浜に、ただ1軒海に半分浸かりながら建っている高脚の別荘。その写真に惹かれて入った。

主演はリチャード・ギアとダイアン・レイン。
出演者なみに、中年寄り(ちゅうどしより=私よりは若い人))向けの、しっとりとしたいい映画であった。
「次郎長」の10倍とは言わないが7倍くらい、こちらの方が良かった。

 

2008.10.01

庭の採点-庭園リスト作り

庭の採点、採点とこだわらずに、まず庭園のリストを作ることから始めようと方向を定めた。
それで考えたことをまとめておきたい。

1.採点の目的
  そもそも庭の評価を考え始めたのはオープンガーデンの誘客からだった。
  わが伊豆オープンガーデンは僻地にあり、皆さんに来て頂くにも多くの時間とお金の負担を掛ける。伊豆に着いてからの巡回バス代だけでも3400円である。
  それだけの負担をして来て下さる方々に、事前に何の情報も与えないのは不当ではないのか。せめて庭の規模、植栽の種類、特徴、手入れの程度などの情報を提供すべきではないか、と考えたのだった。となるとどうしても評価の部分が出てくる。
  評価で悩んでいる時に、ワインの帝王・ロバート・カーカーのPP(パーカー・ポイント)のことを知った。あのワインの世界で銘柄・年式毎に100点満点の点数を付けているという。それが一般に受け入れられているという。
  ワインの評価という多分に個人のテイストに属する世界で、一体どんな採点基準を作ったのだろう?思いはたちまちそちらに移った。庭の採点をするKP(黒潮丸ポイント)を作ってやろうと志した。
  そして袋小路に入ってしまった。

2.庭園リスト
  採点の前にまずは庭園のリスト作りから始めることとした。
  KPを考え始めた時から、対象はオープンガーデンを超していた。不遜にも日本中の名庭を採点しようと考えたのだ。
  今回、採点は先の話としてリスト作りをするに当たり、やはりそこからのスタートとなった。
  国の史跡・名勝に指定された庭園リストがある。250ヶ所くらいか。まずこれから始めよう。
  ほかに地方自治体の指定もある。洋風の庭もある。個人の庭もある。そして本命のオープンガーデンもある。追々に追加していこう。
  <日本国内の庭で、黒潮丸が選んだ庭>、これを基準にしよう。

3.検索機能
  庭園リストをベタの表に作っても仕方がない。
  やはりネット上に公開し、オンライン検索でソート出来るようにしたい。
  これは一般的な技術である。実は私のヨットサイトでも、畏友中山隆一郎君が立派なオンライン検索システムを作ってくれている。
  しかしまた彼の手を煩わせるのは申し訳ない。なんとか自分で作ってみたい。
  と、調べ始めたが、なかなか難題だった。いかんせんわが技術能力が低すぎる。
  それでもまあ頑張ってみるかと覚悟を決めかけたところで、グーグルの<サイト内検索>機能を知った。ほほ。これなら私でもやれそうだ。
  字句検索なのでデータベースソフトのようにきれいに結果は出ないだろうが、なんとか役にはたつだろう。
  取り合えずこれでいくことにしよう。駄目だったらまた考えよう。

4.項目
  もう20項目に達している。もっと増えるだろう。

5.画像
  写真のない庭園リストはいかにも淋しい。
  しかしこのリストではネット上から無断借用した写真を載せることはするまいと思う。
  当該施設のパンフレットなど広報資料、ネットで公開されていて使用の許可を頂いたもの、そして私自身が撮影した写真、に限定しようと思う。

いまのところこんなことを考えている。

 

« September 2008 | Main | November 2008 »