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2008.06.11

☆貼るポケット屋☆物語-1

これは☆貼るポケット☆開発のストーリーである。

きっかけは箱根の宿だった。
部屋に靴磨きが用意してあった。
CDを入れるくらいの不織布の袋で、袋に手を入れて靴を擦ると靴が光るのである。
それを見て、これだ! と閃いた。

私はかねてTシャツにポケットがないことに不便を感じていた。切符をどこに入れるのだ。買物メモをどこに入れるのだ。
中にはポケット付きのTシャツもあるが値段が高い。
おう、この袋、これを胸にぶら下げれば物入れになるではないか!

かくして☆貼るポケット☆の開発は始まったのである。
とりあえず説明はここをご覧ありたい。

どうしてそんなことに一生懸命になるの? と妻に聞かれて、答えを考えた。
「まだ世の中に無いものを作り出すのは楽しい。」と答えた。妻は「私は知りませんよ。」と言った。
そうなのだ。私1人。いま楽しくて楽しくて仕方がない。

~~不織布の袋~~~~
不織布の袋がいいと思ったのは、<洗っても形が崩れないだろう><制作が簡単だろう><安いだろう>の理由である。
問題はプリントである。うまくインクがのるかどうか。
アイロンプリントという方式があることは知っていた。(その用紙の選択、入手については別ストーリーとする。)
箱根の宿から靴磨きを何枚か頂いていた。
用紙に花の絵をプリントし、靴磨き袋に捺染した。
おう、きれいな花の絵だ。素晴らしい!

しかるにである。
袋に手を入れようとしたら入らない。袋が袋でなくなっている。
溶けてくっ付いてしまったのだ。

普通不織布はポリプロであり、その融点は150℃くらいである。
アイロンプリントの目標温度は180℃である。
だから溶けてしまった。
ふん。どうしよう。ポリエステルなら融点が230℃だ。ポリエステルの不織布を探そう。

かくしてポリエステル不織布で10cm×12cmの袋を作ってくれるところを探し始めた。
困難を極めた。
だんだんに判ってきたこと。
・ポリエステル不織布は存在しないわけではないが、極めて特殊な品物らしい。
・不織布製袋は殆ど中国の工場で、いちいち中国に問合せてから返事してくる。
・製造ロットは1万枚くらいという。私の希望はまず200枚である。
・そのうちに「ポリエステル不織布にプリント捺染は難しいよ」の情報が入った。
これが決め手となり、不織布の袋は諦めることとなった。

~~布の袋~~~~
ではどうするか。布の袋しかないではないか。
どんな布で?
どうやって袋に作る?
まったく見当もつかないところから始めて、ようやくオックスフォード生地による縫製を引き受けてくれる会社に辿り着いた。
途中では値段が2倍3倍のところ、製造ロット3000枚など、いろいろあったが、断る口実だったようにも思う。

現在生地を変えたり、袋のサイズを変えたり、試行中である。

今後耐久性テスト、Tシャツへの貼付け方法、デザインの用意など課題は山積している。
問題ないのはホームページ作りだけだ。


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