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2008.03.14

国際栽培植物命名規約

080314nomenclature

何事でも、物事の始まりは名前だと思っている。
名前を覚えることからすべては始まる。

私がガーデニングにのめりこんだのも、ある年のわが庭の花の開花を毎朝記録したことだった。
250種を記録し、名前の判らなかったのは2種類だけだった。そこまで名前を覚えた自分に満足だった。
とても大変な作業で、今はもうやっていない。(ボケも進んでいる)

ヨットでも、各部、各品の名前を覚えない人間はいずれヨットの世界から消える。

名前は正確に覚えなければならない。
植物の名前は複雑である。地元での呼び名があり、通称があり、商品名があり、学名がある。
私はガーデニングの勉強を始めた当時、きちんとした命名のルールを知りたいと思い、そのルールブックや解説書を探した。
ところがそれが無かった!

今にして知るのだが、わが国にはこれまで「国際栽培植物命名規約」の翻訳がなかった。
命名規約の淵源は植物分類学の祖リンネの2名法に遡るのだが、国際栽培植物命名規約が初めて出版されたのは1953年である。
改訂を重ねて最新版は2004年の第7版である。
一部の要約解説はあり、「園芸植物大事典」と「日本花名鑑」は第6版に準拠するということだったが、これまでわが国にきちんとした翻訳はなかった。植物命名のルールブックはなかった。

2005年、翻訳出版の予告があった。
<植物関係者のバイブル---本邦初★独占翻訳出版>
「国際栽培植物命名規約2004」 アボック社  定価15000円 予約特価7500円

私は早速申し込んだ。
ところが出版は遅れに遅れた。
何度も、もう出るよ、もすぐよ、と声がかかりながら、入手したのはやっと2008年の3月であった。

翻訳および出版は困難を極めたらしい。
そうだろう、最初の翻訳なのだ。しかもルールブックだから間違えてはならない。翻訳委員会の委員長大場秀章氏は、「これは六法全書だ。」と言っている。
それだけ苦労して、初版の印刷部数はたったの500部という!

私はこの本の内容を読むことは終生ないであろう。
しかし入手して満足である。

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