マリーナは港湾か?
三河みとマリーナの開業前、保安部からマリーナへの出入りは日の出から日没までとするように指導を受けた。
私は、「港にはいつ何時どんな舟が助けを求めて入ってくるか判らない。港に戸を立てることは出来ない。」と拒否した。
マリーナは港湾か、否か。
何故この設問をたてたかというと、グッドウイルの営業停止の理由に「港湾労働への労働者派遣」が挙げられているからである。
マリーナが港湾なら派遣労働者は受けられない。
ま、それはそれとして、折口雅博は悪い男だ。コムスン(介護)でもグッドウイル(労働者派遣)でも、弱い立場から掠めて金儲けをした。
こんな男を経団連の理事にまで取り立てたのは誰だ?
私が思うのは元日銀総裁の速水優と経団連会長の御手洗富士夫である。
この3人が現代の三悪人である。
私の直感がそういっている。
折口といえばジュリアナである。日商岩井社員の折口がプロデュースした。一世を風靡した。
当時速水優が社長・会長であった。
マリーナプロジェクトを進めていた私なんかも、社会現象というかトレンドというか、勉強しておかなければいけないよとオジサン連で隊をなして見学に行ったものだ。
そんなある日、出光の私は日商岩井の訪問を受けた。折口と同じセクションの連中だった。
彼らはロン・ホランドを帯同していた。おお!
ロン・ホランドといえばレーシングヨットの高名なデザイナーである。世界で最初にFRPによるマキシ・レーサーを建造したヨット・デザインの先駆的リーダーである。
そんなロンも第一線のヨットデザインから退いてマリーナのデザインを手がけていたのだろう。それを日商岩井が担いで出光マリーナの売り込みに来たのだった。
私はロンの前で固くなっていたが、ロンは熱心に真面目に自分の考えを述べた。そしてアイルランドの自分の事務所に手配して1週間でパースを届けてきた。
遺憾ながら出光計画は既に決定して発注段階にあり、ロンのアイデアを入れることはなかった。
さて最初に戻ってマリーナは港湾であるか否か。
私は、港湾法には関係なく、マリーナは憩いの港であるべきだと思うのだ。
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