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2007.08.28

『山中智恵子全歌集』

今朝の新聞に<『山中智恵子全歌集』が完結>と出ていた。
昨年3月、80才の死去以来編纂していたのであろう。約9000首を収録とある。
砂子屋書房 上下 各1万2千円

<古典の教養に裏打ちされた作品には、難解との批評も。だが、「私の歌のほとんどが、1945年8月15日を無意識に蔵している」と書き、「天皇制を無化したい」と語り、戦中派の思いを託して時代を詠む姿勢はむしろ明快だった。>(朝日新聞-河井真帆)

私は上下24000円のこの歌集を買わない。
年金生活者には買えないし、耄碌爺は買っても読まないだろうから。

私が初めて山中智恵子を知った時(04/7)のブログ<レインメーカー>である。

山中智恵子が死んだ時に(06/3)に選んだ7首である。
<黙(もだ)ふかく夕目(ゆふめ)にみえて空蝉の薄き地獄にわが帰るべし>
<日ののちの秘色青磁を瞻(まも)りいつこころほろぼすことばを生きて>
<さくらばな陽に泡立つを目守(まも)りいるこの冥き遊星に人と生れて>
<三輪山の背後より不可思議の月立てりはじめに月と呼びしひとはや>
<雨師(うし)として祀り捨てなむみはふりに氷雨を過ぎて昭和終んぬ>
<とぶ鳥のくらきこころにみちてくる海の庭ありき 夕を在りき>
<星涵(ひた)す庭をたまひて遂げざれば文章のこといづれ寂寞>

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Comments

その後広告で、馬場あき子の解説があり、次の人たちの栞文があることを知った。
前川佐重郎、三枝昂之、永田和宏、水原紫苑、谷川健一、菱川善夫、百々登美子、前登志夫、岡井隆、高橋睦郎、佐々木幸綱、河野裕子、小池光

読みたいが、無理だな。

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