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2007.08.22

北の本

北の本とは何であるか?
北方のこと、北海道とか樺太のことを書いた本のつもりである。
この2ヶ月で北の本を何冊か読んだのでその報告をする。

まず読んだのが「間宮林蔵」(吉村昭)だった。
吉村昭氏は癌で自宅療養中、家族に「死ぬよ」と告げて自ら点滴の管を抜いて死んだ。
あまり氏の作品を読んでいないのに気付き、何冊か読んだ中の1冊である。
間宮林蔵は鎖国下の徳川幕府の吏員でありながら、シベリヤにまで渡って樺太が島であることを確認した。

「トナカイ王-北方先住民のサハリン史」(N・ヴィシネフスキー)
トナカイ王と呼ばれたヤクート人ドミートリー・ヴィノクーロフはソヴィエト革命政権を嫌って北サハリンから南サハリン(樺太)に逃れた。
彼はヤクーチア独立に向け、日本の支援を求めて活動する。
東京を訪れ、天皇との会見を望んだという。

「静かな大地」(池澤夏樹)
数年前に出版された本だが、ちょうど今回の入院中に朝日文庫で出たので読んだ。文庫本とはいい条670ページもあり、入院でもなければ読めなかっただろう。
明治の初め、淡路稲田藩の士族が北海道に入植する。その苦難の物語である。
作中の主人公宗形三郎の弟宗形志郎が、池澤夏樹の母の母の父であるという。
アイヌは優しい民族だ。池澤のアイヌへの思いも優しい。

「国境の植民地・樺太」(三木理史)
樺太の歴史を植民地研究の観点から論じている。

「アイヌ民族と日本の歴史―先住民族の苦難・抵抗・復権」(宮島利光)を注文してあるが2ヶ月も届かない。
このほか以前に読んだ「北洋の開拓者-郡司成忠大尉の挑戦」(豊田穣)(参照)も印象深かった。
郡司大尉は幸田露伴の実弟であり、カムチャッカにまで入植しようとした。

「花と龍」や「きみがくれた・・」や「私たちの終わり方」や北の本を一緒くたに読むのだから、私の頭はおかしくなるよ。

~~~~~~しばらくやってみます。よろしく。
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