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2006.07.06

横浜・三崎クルーズ

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横浜への小クルーズに出た。

第1日(6/28)-曇り
前夜から「玄*」に泊まり、早朝4:30出航。
メンバーはKさんと私。
順調に航走って8時間で三崎、12時間で横浜本牧に入港した。約75マイルの航海であった。
空は高いのだが海面にガスがかかり、伊豆の山々も大島もまったく視認することがなかった。

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係留は本牧某所の旧知のヨットに抱かせてもらった。
便利で安く(あるいはタダで)泊められる場所は公開するとたちまち殺到するので、皆極秘にする。
写真を載せるがマリンタワーが写っているので、わかる人には判るかもしれない。

石川町駅近くの銭湯に行き、中華街で夕食。

第2日-曇り
Kさんとは独自行動。
午前中三渓園に行った。開園100周年であった。下村観山展をやっていた。
「三渓園100周年」のカタログを買った。資料の中に「庭園批評と三渓の庭園造成の趣旨」というのがあったから、今度オープンガーデン関連の記事で取り上げよう。
午後は横浜駅周辺を散策。

第3日-曇り
一緒に横浜ベイサイドマリーナへ行った。
目的はアウトレットでの買物。衣類7点購入。伊豆にデパートがないのでつい。

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実はYBMについて私は横浜市港湾局の企画段階から参画し、出光として1億円出資したのであった。今は昔。

午後はKさんと別れて金沢文庫の知人を訪問した。

第4日-曇り時々小雨
初めてみなとみらい線に乗り、ワールドポーターで映画「ポセイドン」を観た。
その後「神奈川歴史博物館」など。

第5日-曇り時々小雨 午後南西の強風
帰港すべく4時に出たが、アゲインストの風にスピード出ない。
来るとき4時間だった三崎まで5時間15分かかり、三崎に入港した。
昔は喧しく追われた港だが、今はマグロ産直センターの前の桟橋をプレジャーボートに開放している。1晩2500円。
午後から猛烈な南西風になり、港の中まで真っ白になる。寄港してよかった。
銭湯、マグロ丼など。
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第6日-曇り
4時出航。
強い南西風(15-18メートル)と波(波高3メートル)で厳しい。8時間で来たところを12時間もかかりそうだ。
1時間走って、また三崎に戻って退避することを決断した。
戻りかけて30分してエンジン不調に気付いた。変に息をする。そのうちに回転数が下がり、ついにエンストしてしまった。
こんな場合考えられる原因は、1)燃料切れ、2)エンジンオイル切れ、3)プロペラにロープなど異物が絡んだ、である。
1)と2)はチェックして問題ない。プロペラはこんな波の上では確認出来ない。
20分ほど流して、温度が下がったところでエンジン始動するとかかることはかかる。

低回転でだましだまし港を目指す。セーリングで入るには風が辛度かった。
その後もエンストしたが、セルモーターですぐに起動するのでなんとか三崎港まで辿り着いた。

港に着けて、早速潜ってみたがプロペラへの絡みはない。
あちこち電話で相談するが埒が明かない。原因が判らない。
三崎のヤンマーは忙しくて夕方まで来れないという。
結局「玄*」の製作者の船大工Iさんが下田から駆け付けることとなった。

Iさんが来てあちこちチェックし、燃料タンクにゴミやスラッジが溜まり、エンジンへの燃料供給を止めていることが判った。
そこでポリタンクを5缶購入し、70リットルの燃料を抜いてタンクの掃除を行った。燃料フィルターを交換した。
問題解決。
20時にエンジンは再び快調に回転し始めた。

第7日-ガスのち晴れ
4時出航。
風は西に振れ、セールで少しは受けられる。それも弱風。波はすっかりおさまって50-100センチだ。
そのうちに陽が出てきた。懐かしの伊豆の山々が見える。
待てば海路の日和あり、とはこのことだ。広沢虎造だったかの浪花節のメロデイが耳に響いた。
11時30分。下田着。

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