« 琥珀-モバイルショップの検討 | Main | 駿河湾のイルカ »

2006.04.14

ステイーブ・ジョブズ-偶像復活

「ステイーブ・ジョブズ-偶像復活」(東洋経済新報)を読んだ。

面白かった。
が、面白かったのは彼がアップルから追放されるまでで、その後の彼の復活の部分はそれほどでもなかった。
他人の不幸を喜ぶ己の根性の下司さ加減を思い知る。

大雑把に流れを辿ると、ステイーブ・ジョブズはステイーブ・ウオズニアク(のちに別れる)とアップル社を創設するが、若い彼の思い付き経営では大きくなったアップル社を御しきれず、出資者たちが経営のプロを送り込む。そしてステイーブ・ジョブズは追い出される。
失意の彼はNext社を創設し新しいコンピューターで見返そうとするが、うまくいかない。売れない。だんだんとアップル社もおかしくなる。
そんな中でジョブズはジョージ・ルーカスからCGの実績および人材を抱えた事業部門を買い取る。ジョン・ラセターがここにいた。ピクサー社として史上はじめてフルCGの劇場映画を作成し、デイズニー社の配給で世界的ヒットを連発する。
アップル社は悩んでいた。OSがよくない。遂にNextのOSを導入することになる。
小躍りしてアップル社に戻ったジョブズは(最初は技術顧問)、たちまち自分を迎えてくれたCEOギル・アメリオを追い出す。
同じ頃音楽業界に目を付けたジョブズは使いやすい端末iPodでこの世界を制する。

今やパソコン、映画、音楽の世界に君臨するiConとしてステイーブ・ジョブズは復活したのである。

己の下司根性を多少自己弁護すると、ステイーブ・ジョブズの本当の戦いはこれからなのだ。
マイクロソフト帝国と如何に戦うか、そこが書かれなければ面白い本にはならない。
そしてその戦いはこれからである。

追記
実は一度だけマイクロソフトと遭遇戦のチャンスがあったのである。
巨人IBMがパソコン界に進出した時、OS/2がよくないとみてNextのOS導入を検討した。しかしステイーブ・ジョブスの尊大さがそのチャンスを潰してしまった。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞


« 琥珀-モバイルショップの検討 | Main | 駿河湾のイルカ »

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21255/9585645

Listed below are links to weblogs that reference ステイーブ・ジョブズ-偶像復活:

« 琥珀-モバイルショップの検討 | Main | 駿河湾のイルカ »