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2006.04.03

BiglobeとNiftyと海と

つい先日、NECがBiglobeを切り離し住商と合弁の別会社にするとの報道を目にした。
そして昨日、Niftyがパソコン通信サービスを終了するとの記事に接した。

Biglobeの前身PC-VANのスタートは1986年であった。
Niftyの発足が1987年であった。
そして黒潮丸が主宰するSIG「PCオーシャンヨットクラブ」のスタートが1987年であった。

思えばわが通信ライフはパソコン通信と共に始まっている。
今、終焉を迎えようとしているのか?

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「PCオーシャンヨットクラブ」発足当時、私はいつも記事に川崎洋の詩「海」を書き添えていた。


背の高い人ほど 水平線は遠くなる
どういう人ほど 海は深くなるか
どんな言葉でなら あなたの身近に迫れるか    川崎洋

今も記事を読んでくれているN君が「川崎洋とはどういう人か?」と当時聞いてきた。
私は川崎洋について何も知らなかった。
ただ「海」という詩集を見付け、タイトルに惹かれて購入したのであった。「海」ばかり10数篇の詩が載っていた。それを順番にサイトに出していた。

川崎洋は2003年に死んだ。私はそのことを茨木のり子の年譜によって知った。
川崎洋と茨木のり子は2人で同人誌「櫂」を創刊した。「櫂」はその後谷川俊太郎、吉野弘、大岡信、岸田衿子、中江俊夫らの参加を得て詩壇の大きな勢力となる。
その茨木のり子も死んだ。


向きあうもの として は 海
これまで 信じなかったもの と 不意に回路がつながる ことが あるやも知れぬ
海 海と 思いつづけることが ぼくにとっての 海 だ
両頬に戸をたてられて 海だけを見ている馬
だが 夢に 海が流れ入る ことはない たぶん 水面の高さが同じからだろう
死ぬまぎわ 思い浮かべるものは 非常に 海に近いものに違いない     川崎洋

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