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2005.12.17

「マオ」を読む

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「マオ」(ユン・チアン 講談社)を読んでいる。
前作の「ワイルド・スワン」は家族やあちこちで回し読みされて行方不明になるほど面白かった。
楽しみにして新作を手に取った。

しかし「マオ」は全然面白くない。上下1000ページのこの本を15%ほど読んで、あとちょっと目次を見ながら拾い読みしているが、最後まで読み通すことは多分ないだろう。

訳者があとがきに書いている。
「本書には、毛沢東が朱徳や彭徳懐の部隊を乗っ取り、張国壽や項英をわざと死の行軍へ導き、王明に毒を盛り、数千万人の国民を餓死させてまで食料を輸出してソ連から武器を購入した事実が書かれている。有名な<農村部から都市を包囲する>作戦は劉小奇が提案したもので、毛沢東はむしろそれに反対したのだ。」

これが事実だ、と書かれても今更何の驚きも感じないのである。
20世紀に入ってからだけでも、これに先行する”事実”がうんざりするほどあった。
そしてそれが我々の生きた時代であった。

この書を読んで、偶像破壊にカタルシスを感じるよりも、今後人類はどんな理想を持ち得るのかとの懐疑が残るのみである。

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