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2005.12.31

作庭記のこと

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ああ、驚いた、驚いた。
人生、幾つになっても驚きの種はつきないものだ。

「作庭記」という書物がある。
平安時代に書かれた世界最古の庭造りのテキストと云われる。
内容は寝殿造り庭園の形態と意匠に関するもので、全体の地割りから池・中島・滝・遣水・泉・前栽など細部から施工法に至るまで詳細に述べられている、そうである。特に立石に関しての項目が名高い。秘伝書であり職人が誰でも見ることの出来た書物ではない。

私もガーデンデザインに関心を持ってからその名前を知り、原書はともかくせめて解説書でも見てみたいと探したがこれが無いのであった。
「作庭記」の現代文翻訳書解説書がアマゾンでもブックワンでも見付からない。やっと1986年にNHKブックスで「作庭記の世界」(森蘊)が出ていることを知ったが既に絶版で入手不能であった。
あちこち探して静岡市中央図書館に見つけ、伊東図書館経由で借り出すことが出来た。2003年9月のことである。
しかし内容はあまりに古臭いというか高踏に過ぎ、私には近寄りがたいもので、詳しく読むこともなく早々に返却したのであった。自分たちがやっているガーデニングとは縁のないものと思われた。

この「作庭記」の日本語翻訳が無いというのに英語に翻訳されているのであった。2001年にTuttle Publishingから出ている。武居二郎氏(京都大学-日本庭園学会会長)とMarc Keane氏の共訳であるが実際に武居氏が訳したようだ。ハードカバー260ページで翻訳部分と解説が半々である。立派な本だ。こんな本が英訳されて出版されているのに驚いた。(帰宅後、2005年にさらに独訳が出ていることを知った)

しかし本当に驚いたのはそのことではない。
その本を見付けたのはニュージーランドのある家庭の書棚であった。
実は10年前にNZの女子高校生(当時16才)をAFSの留学生としてわが家に1年間ホームステイさせたことがある。その娘が結婚することになり式に出席するためにオークランドを訪問し、その家の書棚に「Sakuteiki」を見付けたのであった。
そしてその書物には30枚にもおよぶ付箋が付けられ書き込みがしてあったのである。

聞けば彼女の母親のMがオークランド大学の園芸講座を受講し、「Sakuteiki」のレポートを提出したのだという。
付箋や書き込みからみて大変な勉強ぶりである。そして「これは素晴らしい本だ。庭についての考え方が変わった。」と言う。
彼女は研究者やジャーナリストではない。ガーデナーとしても特に受賞歴などない普通の家庭の主婦である。
それがこれだけの勉強をするのである。まったく驚いた。

レポートを見せてくれと頼んだが、恥ずかしがって見せてくれなかった。
それにしても驚いた。

2005.12.21

不凍液

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いくら伊豆でも冬になると寒い。
灯油を4缶買ってきて正月に備えた。

さてどれくらい寒いのか考えた。
仙台では朝起きると布団に霜が積もっていた。(独身寮で火の気がなかった。)
神戸では毎冬何回か水道が凍った。阪急六甲駅の近くだった。
名古屋では毎朝車のフロントガラスにお湯をかけて融かさなければならなかった。
伊豆ではそんなことはない。

そこである言葉に思い当たった。不凍液!
こちらに来て不凍液をすっかり忘れていた。ガソリンスタンドでも季節商品としての「不凍液」の張り紙を見たことがない。

リタイア後の住処に伊豆を選んだのは正解だった。

2005.12.19

カトレアが咲いた

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わが家は冬の間、避寒して室内に逃げ込んだ鉢で溢れる。

その中でカトレアが1鉢見事に咲いてくれた。

2005.12.17

「マオ」を読む

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「マオ」(ユン・チアン 講談社)を読んでいる。
前作の「ワイルド・スワン」は家族やあちこちで回し読みされて行方不明になるほど面白かった。
楽しみにして新作を手に取った。

しかし「マオ」は全然面白くない。上下1000ページのこの本を15%ほど読んで、あとちょっと目次を見ながら拾い読みしているが、最後まで読み通すことは多分ないだろう。

訳者があとがきに書いている。
「本書には、毛沢東が朱徳や彭徳懐の部隊を乗っ取り、張国壽や項英をわざと死の行軍へ導き、王明に毒を盛り、数千万人の国民を餓死させてまで食料を輸出してソ連から武器を購入した事実が書かれている。有名な<農村部から都市を包囲する>作戦は劉小奇が提案したもので、毛沢東はむしろそれに反対したのだ。」

これが事実だ、と書かれても今更何の驚きも感じないのである。
20世紀に入ってからだけでも、これに先行する”事実”がうんざりするほどあった。
そしてそれが我々の生きた時代であった。

この書を読んで、偶像破壊にカタルシスを感じるよりも、今後人類はどんな理想を持ち得るのかとの懐疑が残るのみである。

2005.12.15

今週の花卉市場12/13

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今週の東京大田花卉市場の出荷情報です。

福寿草やチューリップの鉢物が出てきました。

ここから

2005.12.13

クラブ会費の集金

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伊豆ガーデニングクラブ85名の年会費がやっと今日全員入金になった。
完収はやはり嬉しい。

年会費は2000円である。任意のクラブなので銀行口座はなく、通常は例会出席の時に持参する。
出ても出なくてもいい会合だから、例会の出席率は通常2-3割である。だからなかなか集まらない。
幹事宅に持参したり、郵送してくれたりする人もいる。

クラブとしてもやかましく催促することはない。9月を過ぎてやっと未入金者に電話する。「退会します」と言えばそこまでである。
なんだかんだで12月で入金完了した。

わがクラブはこのところ毎年15名くらい新入会員があって、6-7名が退会する。
いいところだろう。

(幹事は12-3名いて、会計幹事もいるから、私が全部やるわけではない。。)

2005.12.12

<花植え人>ネットワークのきまり

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<花植え人>ネットワークのきまりを大体まとめました。

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1.「造園」「エクステリア施工」などの看板を上げていない花好きのアマチュアで元気な人を主体に、仕事として<花植え>をするチャンスを作ります。プロの参加も拒みません。
2.庭を花で飾りたいと思っている小規模の公共施設、営業施設、個人の庭に、気軽に頼める<花のアドバイザー>、<花植え人>を斡旋します。
3.心に太陽を持て。唇に歌を持て。頬に笑みを浮べよ。胸に花を抱け。
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詳しくは こちら

2005.12.10

修善寺の街並みをデザインする

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「花咲くしずおかアドバイザー」というのは、静岡県が花と緑を増やす運動の一環として地域のリーダーを育成しようとして行っている制度である。
アドバイザーは各地域のグループや自治会などに対して花作りや花壇の設計・管理などのアドバイスを行う。材料費などの実費を除き無料のボランテイアである。
原則として「国や公に認められた団体が行う花や緑に関する資格認定制度の有資格者であり、それぞれの県組織に加入していてその所属する県組織から推薦を受けた方」となっている。
私はハンギングバスケット協会静岡支部の推薦でアドバイーザーになっている。

毎年アドバイザーの技術向上のための講習会が開かれる。
今年は修善寺を題材に、「花と緑でもっと魅力的なまちづくり」を提案することになった。12,1,2月と3回にわたる勉強会である。
第1回が9日に行われ、ガーデンデザイナー徳原真人氏の講演のあと約30名の参加者が4グループに分かれて修善寺の街並みを見て周った。ほかに県や市、地元の自治体職員が10数名参加している。

第1回なのでまず参加者みんなで街並みへの感想、問題点指摘、改善提案などを話し合い、われわれグループが取り上げるテーマを決めた。
テーマは大きく3つに絞られた。1)せっかく古い町並みが素敵なのだから、植える花・飾る花を山野草主体に統一したらどうか。2)きれいな街並みに看板や自販機が目障りである。これらを花と緑でなんとかカバー出来ないか。3)旅館・ホテル・飲食店など営業施設はそれなりに花と緑を使おうとしている。しかし民家や休業中の施設が飾られていないのが多い。街としてもう少し統一出来ないか。
結局1)の「花を勝手ばらばらでなく山野草主体に統一する。例えば春には春の七草、秋には秋の七草など飾り、修善寺に行けば季節の山野草がみられるよ、と言われるようにしたい。」をテーマとすることに決めた。

次回はテーマにそって街をまわり、具体的に「どこに何を植える」「ここはこのように直してもらう」などの検討を行う。
3回目に提案をまとめ、全員への発表を行う。

私個人としては奥の院へ向う径に花の道標べを作る提案をしたかったのだが、今回は修善寺の街並み改善の提案をまとめる方法論の勉強なので、叶わなかった。

2005.12.07

今週の花卉市場

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今週からポット苗に加え、鉢物の情報も取り入れました。
鉢物といってもプラ鉢ですが。
今週の東京大田花卉市場

アフィリエイト・プログラム5-完

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アフィリエイト・プログラム4を書いたままになっている。
どうも続きが書き辛いのである。

L式でアフィリエイター受付の体制が整って、L式の持っているメールリストに紹介してもらって、8件の申込があって、それが全部碌でもないサイトからばかりであった、ところまで報告した。
その後、1件の申込みもない。L式のリストからも、私のサイトを見てからも、1件もない。
当然のことながらアフィリエイターを経由したセミナーの申込み、ガーデン・オーナメントの申込みも、1件もない。

そもそもアフィリエイト・システム導入を志したのは、アフィリエイターをたくさん開拓し、私のサイトの曝露チャンスを増やしてセミナー受講生の増加を狙ったのであった。
最初に書いたように、通常は大手ASPに加入してアフィリエイト出店者として名前を出してもらうのである。大手ASPは毎日数十万、数百万の人が見るそうだから私のサイトのアフィリエイターになってみようという奇特な人も中には出てくるだろう。しかし名前を出してもらうのに月額5万円前後必要である。
それで自前のアフィリエイト・システム構築を狙い、それなり試行錯誤してやっとL式に行き着いたのだが、さて1日20-40人のわがサイト来訪者ではアフィリエイター希望者はないのであった。

約2ヶ月間の徒労と、約5万円の出費であった。
しかし面白い時を過ごしたとは云える。


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