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2005.10.23

堂ヶ島洋ラン・センター

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私は庭に花が咲いていればいいのであって、個別の花に特に愛着はない。
美しい個体、珍しい個体を育てることに関心はない。
<さつき同好会><バラ友の会><カトレア協会>などに入る気持ちはさらさらない。
個々の花にこだわっている余裕はないのである。
その中でもバラと洋ランは、近づくと奥の深そうな複雑な世界の魅力に取り込まれそうな危険を感じて、かねて敬して遠ざかっていた。バラとランは嫌いだ、と広言もしてきた。

最近「蘭に魅せられた男」(スーザン・オーリアン ハヤカワ文庫 00/10)を読んで、その危険を更に再認識したが、つい堂ヶ島洋ラン・センターに出かけてしまった。

「蘭に魅せられた男」は、ファカハッチー・ストランド州保護区と呼ばれるフロリダの湿地帯から貴重な希少種であるランを盗み出したとして、ジョン・ラロシュという男と3人の原住民セミノール族が捕らえられ裁判にかけられる新聞記事から始まる。ラロシュは有名なラン・コレクターであるが、原住民は絶滅危惧植物保護法から逃れられる規定に目を付け、原住民がラン園を開く名目で野生ランを採取したのであった。
その記事を見たニューヨーカー誌の女性記者が取材に出かける。ファカハッチーはアマゾンのバンタナルを思わせる深い湿地帯であるが、記者スーザンはラロシュに会い(ファカハッチーへの立ち入りは禁じられているので)、森林警備員とファカハッチーに入る。それはまさに腰まで泥に漬かり、蚊や虻に襲われヒルに吸われる難行軍である。スーザンは次第にランとフロリダの持つ奥深い風土に牽かれていく。
このニューヨーカー誌、しかも女性記者というキャラクターと、フロリダ湿地帯や狂気じみたラン・コレクターたちの対比・落差が1つの面白さである。
しかしそれよりなにより次々と登場するラン・コレクターの凄まじい個性と魅力、それとフロリダ開発の歴史が我々を圧倒する。フロリダは気候温暖な年金生活者の楽園と思っていた先入観はまったく覆される。

というわけで、ついつい伊豆堂ヶ島の洋ラン・センターに出かけたのであった。
何度も行ったところであるし、ランの開花期でもないらしくそれほどの花はなかったが、3鉢買ってきた。
チョコレートの色と香りのオンシジュウムと、紫の濃いデンドロビューム・ファレノプシスと、薄紫のミニカトレアである。
ミニカトレアは矮化剤ではなく原種からミニの種類である。

写真は購入したミニカトレア、入り口風景、バンダという空中で咲くラン、である。

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