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2005.08.03

私の花修行3

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2.ガーデンデザインの勉強
 2-3)パソコン作図
  ガーデンデザインの通信講座を勉強して痛感したのは自分の絵の下手なことだった。図面を描かなければならないのだがどうにも図面にならない。字が下手なのと同じように絵が下手である。
  なんとかパソコンで図面を描こうと思い立った。

  パソコンで作図するとはCADを学ぶことであろう。
  しかし私は100万円以上もするCADソフトは買えないし、それほど勉強するつもりもない。
  なんとかもっと簡便に、安いソフトで出来ないか。

  調べて絵を描くにはペイント・ソフトとドロー・ソフトがあることが判った。測量図、計画図など長さのある線分を描くにはドロー・ソフトがいいらしい。
  ドロー・ソフトといえばアドビ・イラストレーターが定番である。8万円である。高い。
  もっと安いのを探して、幾つかあったが、<G.Crew8>というのを探し出した。約4500円だった。そして入手し、試し始めた。

  なかなか良いソフトだった。私にも図面が描けるではないか!
  思わず笑みがこぼれた。興奮して、たしかこの通信でも作品をご披露したのではなかったか。

 2-4)オンライン・作図講座の開講
  こんなに面白い、楽しいことはみんながやりたいだろうと思った。
  そこでガーデンの植栽図をパソコンで描くオンライン・セミナーの開講を企画した。


  さすがに私が先生になって教材を作るほど厚かましくなれず、<G.Crew8>の練達者の中から協力者を募って教材作成を依頼した。
  コンセプト作りは私である。ネットに載せるのも私である。オンライン・セミナーであるから印刷物は一切作らない。
  教材の作成費用も成果報酬(獲得受講生1人あたり幾ら)にしたから初期費用は少ない。
  こうしてほとんど金をかけずに<PCCガーデンデザイン・セミナー>を開講したのだった。
  思い立ったらすぐやる、手軽にやる、お金をかけない、のが私の取り柄であり、弱点である。しかし新規に物事を始めるのは実に楽しい。

  結果としてこの講座は儲からなかった。ここしばらくは全然受講申し込みがない。

  教材作成者には申し訳ないと思っている。
  受講申込みの少ない理由を次のように考えている。

 ア)ターゲットの問題
  ガーデニング愛好家、庭の平面図を描きたいと思う人は多いが、あえてパソコン作図を学びたいとまで考える人はそれを職業にしたいと考える人のようだ。その人たちにとって安直な4500円ソフトは却ってマイナス要因だった。せめてイラストレータークラスを使った方がよかったのかもしれない。操作を覚え習熟するには安いソフトでも同じ時間が必要なのだから。
 イ)G.Crew8の問題
  <G.Crew8>にとって不幸なことに、そして私にとって不幸なことに、セミナー開始早々に<G.Crew8>の発売元が倒産した。<G.Crew8>そのものの実力は評価されているらしくすぐに次の発売元が決まったが、その後も二転三転している。これでは信頼を得られない。
 ウ)安直さ
  印刷物が一切ないというのも安直に過ぎたか。

  今でもネットに網は張ってある。そのうちに改善策を考えよう。

 2-5)ガーデンデザインその他
  ・RHSJほか幾つかのガーデンデザイン講習会を受講した。
  ・一応「日本ガーデンデザイナー協会-NGD」の<ガーデンデザイナー資格>を取得した。
  ・あちこちのガーデンデザインソフトを入手して研究した。
  ・日本庭園に関する書物を多数読み漁った。
  ・たまたま「伊豆高原ドールガーデン」の花の植栽を任され、関係者や来館者から出来栄えを絶賛された。あえて<絶賛>と記す。


3.花の名前を覚える
  すべては名前に始まる。
  はじめ、訳のわからないカタカナ名前の氾濫に頭に来て、生産者が思いつきで勝手に付けている名前など覚えてやる必要はないなどと強がっていたが、それではいけないのだった。とにかく名前は覚えなければならない。
  名前を知らなくてどうして花の形状や性質を覚えられようか。
  ヨットの世界でも、艇の上には日常生活ではお目にかからない物がいっぱいある。すべて馴染みのない名前が付いている。その名前を必死で覚える奴だけがヨットに乗り続けることになる。覚えない人間は必ず消えてゆく。

 3-1)名札を付ける
  庭の植物には必ず名札を付ける。
  これには異論のある人も多い。しかしそれは愚論である。名札は付けるべきである。

  美術館で作品の脇に<作者、作品名、作成年代>を記した銘盤が貼ってある。実はこれにも異論があり、美学上の1つの論点になっているのだという。「銘盤による知識の先入観念を持たずに純粋に作品を鑑賞すべきである。」という唯美派の主張である。あなたは唯美派ですか?

  あまり名前を知らない人には親切に、物忘れし易い年寄りにも親切に、とにかく名札をつけよう。
  知らない、忘れた対策だけでなく、地下越冬する宿根草は名札がないとどこに何があったか判らなくなってしまう。

 3-2)植物台帳
  植えた植物の台帳を作成した。
  けっして栽培記録にしてはいけない。一品物を育てる栽培家、育苗家は知らず、ガーデニング愛好家は簡略な台帳だけを付けるべきである。庭の何百種類もの栽培記録など付けられるものではない。NHK趣味の園芸で出している「園芸日誌」の「植物住民票」でも詳しすぎる。
  <名前、植付け日、場所>が必要項目である。他に<購入した理由>を書いておくとあとから意外に楽しい。

  なぜ必要か。
  名札は風に飛ぶ。
  台帳を見ていると、苗を買ったり貰ったりした時の気持ちが思い出される。

 3-3)結果
  2002年の春、庭に咲く花を記録した。大変エネルギーを要する仕事で、とても毎年はやれない。
  3月20日から5月20日の60日間に170種の花が開いた。毎日3種の新しい花が開き、そして消えてゆく勘定である。

  この170種を記録する時、どうしても名前の判らない花が2種あった。
  2種以外の花の名前を記録出来たことが私の誇りである。

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