« 私の花修行 | Main | 「亡国のイージス」を観た »

2005.08.01

私の花修行2

∞∞∞∞∞∞∞
2.ガーデンデザインの勉強

 2-1)英国通信講座の受講
  ハンギングバスケットの受験の翌2000年、ガーデンデザインの通信講座を受講した。
  もともと私は栽培家ではない。珍しい花を集めたり美しく咲かせたりすることに関心は薄い。庭作り、ガーデンデザインや、オープンガーデンの組織運営が私の興味の対象である。

  どこでもよかったが英国のKLCという講座に300ポンド送金して教材一式を送ってもらった。
  ふむふむ。
  270ページの教材を50日かかって通読した。

  当然ながら課題提出がある。これがどうも気乗りがせず、また荷が重かった。
  例えば<春の花壇に植える1年草のリスト15種を作成せよ。>とある。日本の花を15種選んで、学名を調べて送るのだが、英国とは環境も違うし流通品種も異なる。向こうからのコメントは役に立つものではなかった。
  庭の平面図など、英語で作図するのはいろんな面で難しかった。

  最大の課題は<尊敬するガーデンデザイナーを1人選んで、リポートを作成せよ。>というテーマだった。これは講座を通じての課題で卒業論文みたいなものであった。向こうは<ル・ノートル>とか<ランスロット・ブラウン><ガートルード・ジーキル>などを想定したのだろうが、私は<小堀遠州>を選んだ。日本のガーデンデザイナーとして遠州の名前しか知らなかったからである。
  それからが大変だった。遠州のことなんて何も知らない。急遽小堀遠州に関する本を数冊集めて読んだ。さてリポートになるのか。
  私は大学時代の試験リポート提出も、負けた者が全員のリポートを書く約束で麻雀をやり必ず勝つ(負けたら書けないから)という生活をしてきた人間である。学生時代以来リポートとは縁がない。
  まして英語で書くなんてとんでもない話で、早々と諦めた。

  こうして英国のガーデンデザイン講座は通読しただけでそのままになった。


 2-2)伊豆ガーデニングクラブでの輪読
  ある日、とんでもない妙策を思いついた。みんなで読んだら否応なしに勉強するぞ。

  こうして伊豆ガーデニングクラブの会員に呼びかけて「ガーデンデザイン勉強会」が発足した。メンバーは8人で、うち4人が翻訳も担当する。
  勉強会当日は翻訳当番が訳してきた部分を皆で読みあい、課題を議論する。

  皆さんもよくお判りの通り、英文を読み流すのと翻訳して日本語に定着させるのとでは雲泥の違いがある。翻訳当番は大変な努力をして勉強会に臨むのだった。
  全体を4人で訳したから1人70ページ平均となる。毎月1回、2001年1月から9月まで、1回の休みもなく続けられ、無事に全体を読了した。途中ではめぼしい課題の作成、実地測量演習・作図なども行った。
  10月、秋祭りの当日、伊東大和館で行った打ち上げの慰労会が忘れられない。

  参加したメンバーに対して心からの尊敬と感謝の気持ちを捧げる。そしてこんな企画を成立させた伊豆ガーデニングクラブにも深い尊敬の念を覚えるのである。
050801klcgardendesign_002


« 私の花修行 | Main | 「亡国のイージス」を観た »

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21255/5259204

Listed below are links to weblogs that reference 私の花修行2:

» 小堀遠州 [浜松での一人暮らし]
遠州といえば、遠州地方、遠州鉄道、遠州灘海岸とあるが、小堀遠州もお忘れなく。井伊家が小堀遠州に造らせた龍潭寺(りょうたんじ)庭園。遠州の古刹 龍潭寺 近江出身の小堀政一は、家康に駿府城の築城を命じられ、その功績で遠州地域を任され小堀遠江守政一(こぼりとおとうみのかみまさかず)、通称・遠州と名乗った。滋賀のプロフィール 人物編 建築、造園、茶道の達人だ。 畳に座って日本庭園を見ていると落ち着きます。正面が守護石、右下が亀島、左の方に鶴島、... [Read More]

« 私の花修行 | Main | 「亡国のイージス」を観た »