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2005.06.16

九州西岸-ヨット上の生活

日本沿岸をヨットでクルージングする場合の生活パターンを書きます。

南太平洋とか世界一周とか大洋を航海する場合は連日海の上で、寝るときはウインドベーン(風を受けて舵を一定に保つ装置)に任せるだけですが、日本沿岸は危険がいっぱいでとても夜航は出来ません。石廊崎から熊野灘まで一気に走るような時だけ夜走りますが、必ずワッチをたてます(誰かが起きていて見張りをすること)。でもこんな走り方は本当は面白くありません。
毎日どこかの港に入って、風呂に入って、飯を食って、がクルージングの醍醐味です。


クルージングの場合のメンバーは2人か3人です。4人になると鬱陶しい。
よほど大きな艇になれば知りませんが、我々の乗る32-38フィートくらいの艇だとこんなものです。

毎日の航海は明るくなったら出て、明るいうちに港に入るのが原則です。初めての港に暗くなって入るのは危険です。
ですから今頃なら5時に出航します。
そして15時まえに目的地に入って、20時には寝ます。

ヨットの時速は艇によって多少違いますが機帆走(セールとエンジンの併用)でだいたい6ノット(1時間に1海里1852メートル進むのを1ノットという)です。
ですから当日の目的港までの距離が50マイル(海里)だとすると、50÷6で8時間20分の所要時間になります。5時に出れば13時20分に着く予定になります。しかし海上では何が起きるか判りません。6ノットといっても逆風に吹かれれば3.5ノットに落ちますし、順風なら8ノット出るかも判りません。
もし3.5ノットなら50÷3.5は14時間半で、5時に出て19時半、夏でぎりぎり明るい時間です。こんな場合は朝3時か4時に出る時もあります。

朝食はだいたいパンです。菓子パンの艇もありますが、私の艇では食パンにレタスやハムを挟んで食べます。ミルク、チーズがあります。湯を沸かしてコーヒーか紅茶を飲みます。
33フィート以上の艇ならたいてい電動のクーラーがあります。湯を沸かすのは日本ではプロパンが多いです。(海外ではプロパンは危険だと不評ですが、日本でプロパンで爆発したヨットのことは聞いたことがありません。)

昼はパンかラーメンです。バナナを積んだりもします。ビールは各自好きなときに飲みます。

夕食は飯屋に出かけます。これが最大の楽しみです。御前崎ならどこ、大王崎ならどこ、尾鷲なら、勝浦ならと、旨い店があるのです。
何もない港なら、艇で鍋で飯を炊きます。失敗することはありません。おかずは缶詰か、材料があればごった煮です。魚を買って刺身にすることもあります。

トイレは水洗トイレがあります。

電気はメインエンジンで12ボルトの発電をしていますが、コンバーターで100ボルト電源も使えます。デジカメや携帯の充電は問題ありません。《玄象》は今航海からバッテリー増強して電子レンジが使えるようにしました。

私たちの艇は釣りはやりません。

ヨットではよほど都会の近くでないとTVは映りません。ラジオを聞いて早く寝ます。寝具は冬は寝袋を持ち込みますが、今頃は毛布1枚です。

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