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2004.10.12

環境保護と人類

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「深海の大河」(小学館 エリック・ローラン)という本を読んだ。
図書館の棚にあったから手に取ったまでで、他愛のないミステリーというか、パルプマガジンというか、ゾッキ本の類いである。

内容は、ある大金持ちの環境保護運動家が、地球の環境破壊の元凶は過大になり過ぎた人類であると思いつめて人口削減を計画する話である。その方法は深海の海流の流れを変えて気象変動を引き起こし、それで人類の9割を削減するという。
物語はそれを阻止する主人公セスを中心に進む。

私はかねて人類の存在悪の説にたっている。だから医術の進歩にもいつも何か引っ掛かるものを感じる。抑制されるべき人類を、どうしてそう延命させることばかり考えるのかと思ってしまう。

しかしここまで思い切った人類削減計画が大衆本のテーマになるとは驚きであった。
世の中はそこまでいっているのか!
著者はフランス人、フィガロ紙の国際政治記者で、現在はセス・シリーズのミステリーでベストセラーを連発している人である。


01・3・6に書いた「黒潮丸通信#45-誰が鬼に食われたか」を再録します。
~~~~~~
タリバーンが仏像を破壊している。
そんなこともあろうかと思う。

今、地球上で環境問題がかまびすしい。
究極の環境対策は人類を減らすことである。今世紀の前半にその論議が巻き起こるだろう。
どうやって増やさないか。どうやって減らすか。どの国に何人割り当てるか。
侃侃諤諤の議論だ。とても温室効果ガス排出枠の騒ぎどころではない。
どうしても減らさなければならなくなったら、必ず宗教の戦いになる。
どの宗教が人類を救うだろうか。
教義に人口抑制のタネのある大宗教、小宗教を探しているがまだ見つからない。

インドの昔話にこんな話があるという。
<旅人が空家で一夜を明かした。鬼が死骸をもって入ってきた。その後から来た鬼と
取り合いになり、旅人にどちらのものか言えと命じた。最初の鬼のものだと言うと後
からの鬼は怒り、旅人の手を身体から引き抜いて床に投げた。前の鬼は死骸の手を引
き抜いて旅人にくっつけた。後の鬼が旅人の脚、胴、頭とすっかり引き抜き、その度
に前の鬼が死骸の脚や胴をくっつけてくれた。旅人の身体がすっかり入れ替わってし
まうと、二匹の鬼は仲良く半分ずつ死骸を食ってしまった。
旅人は驚き、自分の身体はどこの誰ともわからぬ人の死骸になってしまい、生きてい
る自分が本当の自分かどうか判らなくなった。そこで寺にとびこみ、「自分の身体は
あるのかないのか」と聞いた。
坊さんは言った。「人間の”われ”は仮のものだ。人は”われ”にとらわれて苦し
む。仮のものだとわかれば苦しみはなくなる。」

これはいまや現実に行われている臓器移植の話である。
仮のものとわかって苦しみはなくなるか?医者は鬼か?

アメリカの新興宗教団体ラエリアンはクローン人間作りにとりかかっているという。
近未来の環境保護団体の一派はこの宗教を襲い、臓器移植の病院を襲って破壊する
だろう。それはもう新しい新興宗教である。
宗教でなければそれは出来ない。
~~~~~~

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